2018年01月18日

まちづくり関連本、など 1440

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「空き家の手帖」
六原まちづくり委員会+ぽむ企画著、学芸出版社、2016

知り合いの大学の先生が執筆に関わっている本ですが、最近になって気になりました。そして手に入れたのですが、思った以上に素晴らしい本だと思いました。もう少し早く手にしていたなら、もう少し関わる幾つかの関係者に貢献できたのではないかと思いました。

過ぎたことを悔やんでも取り返しはつきませんんおで、これから活用していきたいと思います。表紙の帯に「すべての人へ」とありますが、その通りだと思いました。
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2018年01月17日

まちづくり関連本、など 1439

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「遠野物語拾遺 retold」
京極夏彦、柳田國男著、角川ソフィア文庫、2015

「遠野物語 remix」を読み終わった後に見つけました。「拾遺」は、遠野物語の続編的なものです。こちらのほうが量が多いのではないでしょうか。それは、柳田國男に頼まれて集めた佐々木さんの尽力によるものだと知りました。

「遠野物語」はまとめられて出版されたから価値を持ったのだと思います。そして、この「拾遺」も。おそらくひとつひとつの話は、当時の人たちにとって他愛もないものだったのではないでしょうか。面白がって集める人を不思議に思っていたのではないでしょうか。しかし、これは明治期から昭和初期にかけての言わば「風土記」のようなものかもしれません。風土記そのものは朝廷の意向によるものなので制度的な意味合いや編纂の意味合いからすると同類のものではありません。しかし、民俗を収集してまとめあげられたものとしては、同じような価値を孕んでいるではないかと感じました。

このなかに飛行機に驚く人々の話が出ています。これが、物の怪などの話と同列で登場します。つまりは、自分たちの常識を超えるものに対する畏敬の念となる話が集められたことが分かります。「畏敬の念」という切り口ですが、多くの人には理解しにくいのでないでしょうか。「分からないものがあることを認める」という視点と言い換えてもいいのかもしれません。
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まちのたね 018022 青山界隈C

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「この方は」

岡本太郎という方は、おそらくとても魅力的な方なのだろうと思います。テレビなどをメディアを通してではなく、ご本人に直接会うと虜になってしまうのではないかと思いました。付き合いたいかどうかは、別の話かもしれませんが。



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「叩くことができる喜び」

これが何なのか?考えても答えがでるものではありません。答えをひねり出すものでもありません。それよりも叩いて、感じることで充分だと思います。



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「乗り出す」

二階のバルコニーから何かが乗り出しています。



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「恐竜のようなシルエット」

太陽の塔に新しいイメージが付加されています。驚きです。パロディではありません。定着することを拒んでいるのでしょうか。
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まちづくり関連本、など 1438 

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「Kashiwa Sound Meeting Compilation vol.1」
Produced by Kashiwa Sound Meeting

制作年が不明です。しかし、参加しているミュージシャンやバンド名を見ると、10年くらい前のものだろうと思います。帯にある文章を転載します。

「ここには内外は問わず柏という音楽フィルターを通って生まれるリアルが存在する。それはそれを受け入れまた研磨する人たちの厚みがこの街にはあるからだ。そんな音の一瞬を写した写真集のようにこのアルバムは盤を重ねていくだろう」

どなたが書かれたのでしょうか。柏の街の一側面を端的に語っているよう思いました。収録されている8組の方々にとっても嬉しい文章だと思います。このCDは新年早々に Nardis を訪れたときに頂いたもののひとつです。ありがとうございました。
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2018年01月16日

まちのたね 018022 青山界隈B

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「岡本太郎」

住まいとアトリエが記念館になっています。一般公開されているので、建築を堪能することができます。ありがたいことです。名建築と誉れ高いのですが、訪れたのは初めてでした。山田守自邸の後にここを訪れたのは良かったと思っています。



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「近代建築のもう一つの考え」

山田守自邸のデザインはバウハウスなどの近代建築を思わせるものだと思いましたが、こちらはル・コルビュジエが提唱した「機械」的な考えが見られます。「ユニット」の増殖で建築が構築される考えです。1920年代は産業の在り方が大きく変わった時代でもありました。その感覚を建築にも取り込む思想と理解できます。

思想の理解はともかく、この建築が心地よいと思ったのは、結局、プロポーションがよいのだろうという結論です。寸法の押さえ方が上手いのでしょう。



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「階段の取り扱い方」

階段周りをゆったりと設えることができるだけで建築が素晴らしいものに思えてきます。近代建築がそれまでの様式と異なるのは、階段のデザインを権威的に設えないところにあるのかもしれません。
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2018年01月15日

まちのたね 018021 パスタブリッジ

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「松戸支部と協働で」

千葉県建築士会松戸支部は、何年か前から小学校での総合学習の時間でキャリア教育プログラムに関わっています。柏支部に昨年度も声がかかりましたが、今年度から正式なかたちで参画しました。

写真に写るのは、松戸支部の会議に柏支部のメンバーが参加してパスタブリッジの制作体験をした際に作り上げたものです。



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「職業に馴染むということ」

小学校や中学校では、将来に目指す職業のイメージつくりを教育プログラムに加えています。小学生のうちに「建築士」という資格をもつことを知るのは悪い話ではありません。また、自分たちで作り上げたものが、どれだけの重量に耐えられるかということを目の当たりにするのも良いことだと思います。できることなら、全国の建築士会が学校教育に全面的に協力して、建築工事の世界に馴染んでもらえることを期待します。

いま、職人の数が足りないと言われています。何十年も前から言われていることですが、学歴社会は結果的にホワイトカラーに属する人を多く輩出することに繋がっているよう思えます。できることなら高学歴の経歴を持ちながら現場に貼りつく人が増えるようになるといいなあと思います。

名工を産み出すには、そのための育成プログラムを考えないといけないはずです。
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仕事的 166 建築模型

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「第一弾」

昨年後半から住宅設計を行っています。今のところ計画段階ですが、時間に余裕があるので通常と異なる試みをしています。1/100でのプランを幾つも検討して提示することを第一弾としました。施主の思いが明確だったこともあり、敢えて別案を作ってみて意見を伺ってみました。



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「第二弾と第四弾」

その後は、絞り込んでの条件整え作業です。第二弾は絞り込み案としてふたつ。そして、年末年始を跨いでのメールでのやりとりを踏まえて第四弾をまとめ直し、模型をふたつ作りました。

いまのところヴォリューム模型なので、この程度の模型であれば時間がかかりません。これは施主への説明用資料ですが、手を動かすことで気がついていなかったことを発見することがあります。

先日の打ち合わせで、基本計画に区切りを付けました。しかし、自分のなかでは、これへのさらなるアイディアが追加されています。早めに図面化しておいたほうが良さそうです。
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まちのたね 018020 青山界隈A

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「福井県アンテナショップ」

都道府県のアンテナショップは有楽町界隈に多く存在しますが、青山界隈に福井県のショップがありました。確か有楽町にもあったと思いましたが、ここにある理由が知りたくなりました。



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「テナントミックス・ビル」

福井の物産を楽しみながら、施設の造りに関心を寄せていました。中庭的なスペースに面して幾つかのテナントが面する構成です。容積率を使いこなす発想ではありません。このような造りが、これからの時代はよいのではないかと思います。



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「恐竜」

敷地入口あたりのモニュメントです。福井と言えば、恐竜です。越前ガニや永平寺などともに名物のひとつです。



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「更地」

ブルーシートが敷き詰められ、等間隔に重しの石が置かれています。クリストか?と、一瞬思いました。
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2018年01月14日

鑑賞的 0105 紙の上の建築

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「日本の建築ドローイング 1970s-1990s」

国立近現代建築資料館という施設が湯島にあります。「国立」で「無料」です。

松の内の間に観に行ったのですが、正月早々、考えました。ドローングとは作品なのか?と。作品なのでしょうが、美術作品と異なる点があります。建築家本人が直接に描いている場合とそうでない場合があります。美術作品でも同じようなことが起きるでしょうが、建築の世界のほうが建築家が直接に描かないのが多いのではないでしょうか。それはそれで構わないものです。「図面」も同じです。

「紙の上の建築」とあります。おそらく、建築家にとって純粋な建築作品はドローイングなのではないか、という問いかけなのでしょう。

いろいろなことを考えさせられる企画だと思いました。有り難いことです。しかも無料です。
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2018年01月12日

まちのたね 018019 青山界隈@

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「山田守自邸公開」

昨年の4月のことでした。建築士会関係の情報だったと思いますが、公開されるというので出かけました。都心のど真ん中にあります。当時は、ど真ん中気分だったのか。とにかく、そんな場所に都心のど真ん中とは思えないような佇まいでした。



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「近代建築全盛」

フランク・ロイド・ライトやヴァルター・グロピウスなどの名前が浮かんでくるような建築です。山田守は京都タワーや武道館を設計されました。他にも土木技師としても活躍されたように記憶しましたが、あやふやです。

近代建築を真っ向から取り入れた建築は、清々しく思います。それでいながら日本での生活様式を捨てていないところに注目しなければなりません。「器」は近代建築かもしれませんが、「精神」は日本的なのだろうと思いました。庭の見せ方、和室の設え方。正座した視点からの眺望などなど。

イス座の生活を主とする現代日本の生活は、根本的なことが変わってきているのだろうと思います。かつてのバリバリの近代建築のほうが、じつは和風なのだろうと思いました。日本においては。


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「そして隣へ」

山田守邸の道を挟んだ向かいは青山学院です。キャンパス内には、学校が100年以上存続していることを示す建築が残っています。山田守邸にしても大学の校舎にしても、もしかすると「歴史性」を顕在化するのは、もはや建築のみかもしれないという気がしてきます。

都市基盤は、実は時代に合わせて容易に変化します。前回の東京オリンピックのときには、苦肉の策で川の上に高速道路を通しました。「記憶の継承」というものを、近現代の基盤整備(土木)は、どのように考えてきたのでしょうか。などと思ってしまいました。
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