「地を這う」
11月23日、田中泯にでくわした方は幸運だと思います。特に2回公演の両方を観られた方は。
田中さんは美しいです。公演前の会場設営の時間に現れた田中さんは、ただ歩いているだけで美しいです。「凛」という字が浮かびました。
おかげで、記憶の底にしまいこんでいた幾つかのことを甦らせることができました。ぼくは、もうしばらく生きていけるだろう、と思いました。
ありがとうございます。この言葉は田中さんだけでなく、この場を創ってくださった駅前通り商店会の皆様にも送ります。
場踊りをされると観者たちは田中さんの後を自然と追いかけます。田中さんの動きのひとつひとつを食い入るように見つめます。そして、次の動き、次の間、次の時間に期待します。
田中さんの目に映ったものは何だったのでしょうか?我々の目の前で行われた田中さんは、何を与えてくれたのでしょうか?言葉にならない部分を律せられたと思います。

