2006年09月22日

まちのたね 060232 セッション第16夜

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「働く子どもたち・・・」

BAO/BABB. Session04 9月は、国際協力活動をされている木内さゆりさんが登場しました。タイトルは「働く子どもたち・・・インド バンガロールより」です。

まずは、働く子どもたちとは誰なのか?そして何処にどれだけいるのか?また、児童労働とは?何歳までの子どもを対象にするのか?などなどを教えてくれました。
 そして、もっとも児童労働が多いインドの実態を話してくれました。インドでは、農業の従事する子どもが大半を占めているそうですが、国際協力活動ではサービス業や鉱業、採石業などの労働に就いている子どもたちを支援しているそうです。
 それは、その子どもたちのほうが危険だからです。



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「ワークショップがありました」

さて問題です。どれが「薬」と書いてあるでしょう。どれが「水」で、どれが「毒」でしょう。識字できない人々の苦労を体験しようというものです。
 「薬」は砂糖水になっていました。「毒」は塩水です。「水」は水でしたが、それを飲んでみて実感しましたが、せめて字を読めないと身を守れません。

子どもの支援は学校づくりでもあるようです。もしくは、学校に行く機会づくりです。
 ぼくは10年以上前になりますが、タイ北部の山岳民族のための生徒寮づくりに関わったことがあります。そのときに子どもの里親にもなりました。今は自分の子どもの世話で精一杯で里親はしていませんが、木内さんの話はよく分かる気がしました。



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「木内さんは憂う。若いのに」

木内さんはステキな方でした。なにがステキかと言うと、国際協力のあり方そのものが抱えてしまう問題に真摯に向き合おうとしているように見えるからです。
 
教育の機会を与えることは大切なことだと思いますが、木内さんは教育とは主義主張を刷り込むことでもあることに気がついています。モノゴトをしっかりと捉えるために必要なテクニックとして識字率は高いほうがいいでしょうし、計算もできた方がいいでしょう。知識も豊富なほうがいいでしょう。
 でもそれとともに、国の思惑も刷り込まれます。教育とは、どうしてもそういうものだと思います。それは一概に悪いとは言えないと思います。ぼくは「そういうものだ」と思っています。「良い/悪い」または「正しい/正しくない」という価値観ではなく「そういうものだ」というものです。


木内さんの話を聞いていて、タイでのことを思い出しました。山岳民族は彼ら特有の文化があります。それが近代化された人々からすると、野蛮に見えたり貧しく見えたりするかもしれませんが、彼らはかれらなりの世界観を構築しています。
 これは当然のことです。これを当然と思えないのは、彼らの世界について無知であること、または自分達が優位にあると考えていることに無自覚だからかもしれません。

具体的な話でいうと、山岳民族の子どもたちに教育の機会を与えに街から山に入ってくる人たちのなかにキリスト教の人たちがいました。彼らは、日本人が教育と思っているものの他にキリスト教も教えます。
 子ども達ほど無自覚に吸収していきます。すると、その村の世界観は構築できなくなり、人は残るものの民族としてのアイデンティティーは崩壊します。ぼくは、これを目の前で見て、これが「教育」なんだと感じました。


でも、そういうことを含めても、教育を受ける機会が増えることがいいのかもしれません。いずれにせよ、それぞれの人が自分で考えなくてはいけないのでしょう。
 ぼくが日本に生まれたことは、どういうことなのか?のようなことも当然、ぼくは考えなければいけないのでしょう。木内さんの話を聞いて、昔のことを思い出してしまった後では。
posted by KAZZ Satoh at 13:39| Comment(4) | TrackBack(0) | BAO/BABB. | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
良いお話を拝読させていただきました。
ありがとうございます。
Posted by tsukinoha at 2006年09月25日 22:13
tsukinohaさま

恐縮です。
 子どもを持つと、どうしてもいろいろなことを気がついてしまいます。そうなると、過去を掘り起こして検証するよう、教えられる日がやってくるのでしょう。

BAO/ABBB. の内容については、水上さんが全体を分かりやすく解説してくれることと思います。また、五十嵐さんが「柏生活向上委員会」に感想を書いてくれるでしょうから、そちらも注目ください。
Posted by 佐藤K(KAZZ Satoh) at 2006年09月26日 11:20
バンガロールって、今、日本代表が試合をしているところですよね。ピッチがデコボコだったり、照明が落ちたり・・・。
Posted by 五十嵐PC at 2006年10月11日 23:06
すごいですよね。
 犬も出てきましたよね。しかも2度も。1度なら、まだしも。あれ、野犬だったら嫌ですよね。

他者を体感するって、こういうことだなあと感じました。

J2の各ピッチは相当に酷いという評判ですが、そんなの可愛いもんですよね。
Posted by 佐藤K(KAZZ Satoh) at 2006年10月12日 11:55
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