2016年10月02日

鑑賞 0030

A小曽根真&ゴンサロ・ルバルカバ.JPG

「小曽根真&ゴンサロ・ルバルカバ」

2016年10月1日(土)、東京文化会館にて行われました。東京都民的には「都民の日」。アートラインかしわ的にはオープニングの日に当たります。家庭の事情的には、高校入試学校説明会の日でもありました。

東京文化会館は毎年、大学の演習で見学をさせていただいています。しかし、ここでのコンサートを鑑賞することはありませんでした。小曽根真のコンサートがあることを梅雨前に知りましたので、そのときにチケットをゲットしました。

1部は上記の2人と東京都交響楽団が演奏しました。1曲目は、楽団のみ。2曲目に共演。曲はどちらもバルトーク。バルトークは1945年に亡くなったそうですから、この方も現代音楽の範疇に入るのでしょうか?そういうことはちっとも分からないのですが、緊張感たっぷりの楽曲が、ジャズピアニストとオーケストラの緊張感も相まってホール全体に響きました。
 2部は、打って変わって2人による弾き合い。パンフレットには曲名がありません。ジャズのセッション的に行うのだろうけど、、、と思っていたら、本当に曲も決めずに進行も決めずに2人のバトルが展開されました。ジャズは、格闘技なのだろうと思いました。改めて。そして、終わり方をどうするかという納め方は、即興演劇でも同じようなことが起きるのでしょう。互いの阿吽の呼吸で閉じていきました。

さて、東京文化会館大ホールの響きですが、とてもウッディで温かいと思いました。ウッディ過ぎるようにも思いましたが、現代の建築法規の事情からすると東京文化会館の内装を他で作ろうとすることは無理だそうですから、ここの素晴らしい特徴だと思いました。
 響きの良いホールはたくさん生まれているのだと思います。いくつか訪れましたが、どこも演奏の「鳴り」はいいものだと素人ながらに思いました。しかし、新しいものは堅い。そしてドライな感じがしないでもありません。
 東京文化会館大ホールは1300人くらい入りましたか。オペラハウスのように何層にも客席が積み重なっているので、客席の面積は広いほうではないと思います。ですから、収容人数の割にはこじんまりとしているように思いますが、音の響きも小さなホールで聴いているような感じがしました。オーケストラのコントラバスの音がしっかりと聞こえてきましたし、ピアノ2台の小さな音やピアノ弦を鳴らす音、ピアニストが踏むステップが床板を鳴らす音まで客席のどこにいても聴き取れたのではないかと思いました。

東京文化会館の設計者は前川國男です。向かいの西洋美術館は師匠に当たるル・コルビュジエです。美術館は世界遺産に登録されましたが、文化会館も何らかのかたちで日本の大切な遺産として残すべき「響き」を持っています。
 これからも、リーズナブルな値段で観に行けるコンサートを見つけて鑑賞したいと思います。
posted by KAZZ Satoh at 13:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 鑑賞モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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