2017年04月17日

まちづくり関連本、など 1346

Aローマ人の物語 29.JPG

「ローマ人の物語 29 終わりの始まり[上]」
塩野七生著、新潮文庫、2007

久しぶりに再開しました。ローマ人の物語を読むには思い切りときっかけが必要です。今回は、それが巡ってきたと感じましたので読むことができました。この巻からローマの終末が具体的になってきます。ですから、この先を読み進めるのはしんどいものになるでしょう。その覚悟も必要です。

今頃になって思うのですが、塩野さんは日本でリーダーとなるべく人々へ向けて書いていたのだろうと思いました。文庫として出版された2007年よりも、単行本として出版された2002年よりも、2017年に読むことの方が身につまされるような気がするのは気のせいでしょうか。
 先代が盤石にすればするほど、次世代は「魂」の部分を引き継げないかもしれないことは、2000年も前に教訓としてあることを知ります。先代の時代と状況が異なるのですから、引き継げるものとそうでないものと生じるのは当然のことです。しかし、この29巻(文庫版)で読み取れるのは、継承すべきものは何か?という点です。

この巻に登場する皇帝たちは、水鳥が平然としている姿だけを見ていたのでしょう。水面下の足の動作は実践しなかったのでしょう。それをローマ人に当てはめるならば、ここに登場する皇帝たちが属州行脚をしていなかったことを意味します。
 しかし、これは彼らを責められるのかどうか?そのように育てられたのではないか?それこそが弱体化の始まりなのではないか?とうなると、時代がそのような選択をさせるのでしょうか?ローマは終わるべくして終わったのでしょうか?
posted by KAZZ Satoh at 11:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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