2017年05月04日

まちづくり関連本、など 1351

Aシンプルの正体.JPG

「シンプルの正体」
発行:ブルーシープ、2017

銀座松屋で開かれている展覧会の図録です。この本もシンプルです。最小限の言葉でまとめる努力をしたのでしょう。それでも、ディック・ブルーナの思想、あるいは哲学が伝わってきます。

マチスやデ・ステイルから影響を受けているとのことですが、ブルーナの思想は日本人には飲み込みやすいものではないでしょうか。日本人が培ってきた美的感覚はことどくシンプルに向かっていました。現在はともかく、かつてのそれは。

茶道。活花。浮世絵。俳句。短歌。シンプルな構成とそぎ落としの美学。そして間。空間の妙。絵本などの表現形態に目を曇らせてはいけません。「かわいい」の裏側に潜む深淵なる思考と美学を見つめる必要があります。

シンプルなものを造るための作業は決してシンプル(単純)なものではなかったそうです。何十枚もスケッチして、そぎ落としてシンプルさを突き詰めていたそうです。ですから、豊かな空間が見えてきます。
posted by KAZZ Satoh at 10:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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