2020年08月18日

まちづくり関連本、など 1742 槇文彦

アーバニズムのいま_R.jpg

「アーバニズムのいま」
槇文彦著、鹿島出版会、2020

SD選書から出ました。「見えがくれする都市」が発行されたのが1980年。2020という節目に出されたのは、先の本の続編的な意味合いを持っているのでしょうか。これまでに読んだのことある内容を再整理されているような気がしました。個人的には、ハンディであることが有難いです。

アーバニズムを語る建築家が今後増えていくのでしょうか。それとも分業化がより進むのでしょうか。21世紀は社会が整い過ぎましたから、都市をなんとかするスケールの仕事の在り方が著名な建築家の思想に基づくようなかたちでは進みにくいことを改めて感じました。それでは、これからの都市整備についての言説は、大手設計事務所や建設会社、またはコンサルタントが担っていくのでしょうか。

この本を買った後に、知り合いからル・コルビュジエの「ユルバニスム」を頂きました。こちらもSD選書ですが、こちらから読みました。100年前の都市デザインの考え方のひとつを感じ取った上で、「アーバニズムのいま」を読んでみるのがよいだろうと思ったわけです。槙さんが語る「いま」は50年の年月が記されているので、都市について考えていきたい人にとっては、この本は大事な1冊になるのではないかと思いました。少なくとも自分にとっては、手元に置いておきたいもののひとつとなりました。

「見えがくれする都市」を再読すると、さらに「いま」が掴めるかもしれません。
posted by KAZZ Satoh at 11:05| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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