2020年09月13日

まちづくり関連本、など 1753 ヤマザキマリ とり・みき

プリニウス10_R.jpg

「プリニウス]」
ヤマザキ・マリ とり・みき著、新潮社、2020

古代ローマの博物学の大家を主人公にした漫画ですが、この巻の主人公は皇帝ネロです。ネロから離れて各地を行くプリニウスのほうがわき役的に思えます。

寝ろに対する評価が変化していることを、塩野七生の「ローマ人の物語」で知りました。キリスト教の方々にとってネロは歓迎できない人だったから、良くない面ばかりが取り立てられていたのでしょうか。ネロの人柄や行動とは別に、政治として行われたことを評価するようになってきているようです。しかし、この漫画ではネロ本人の葛藤に焦点が当たっています。

立場が人を創ると聞きます。その人を立派にさせることができたなら、それはよかったことになります。しかし、その逆もあることを、こういう物語で知ります。人も器と言うものを感じます。器をどのようにかたちづくるのか。本人次第でしょうが、本人だけで形成できるものでもありません。ネロには、別の道を歩むチャンスはあったのでしょうか。あるとすれば、分岐点はいつだったのか。

次巻からは、ネロの後の皇帝の時代となります。「ローマ人の物語」を読み返して、おさらいをしたくなります。混迷の時代だったことを、薄っすらと思い出しますが、、、
posted by KAZZ Satoh at 11:06| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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