2020年09月17日

まちづくり関連本、など 1755 ル・コルビュジエ

小さな家_R.jpg

「小さな家」
ル・コルビュジエ著、集文社、1980

日本での出版は1980年ですが、原本が出版されたのは、1954年です。ル・コルビュジエが「小さな家」を建設したのは、1923年。完成したのは1924年だそうです。建物ができてから30年経って本にまとめたものが、さらに25年ほどして日本語に翻訳されました。1960年代に建築の学生だった方々は、この建築のことを知ってはいたでしょうが、この本に書かれている著者の思いを知ることとなったのは、中年の域に達してからのことという人が多かったのだろうと思いました。著者のファンにとっては待望のものだったでしょうか。

この本は第11版で2003年に出版されたものです。日本語版がでてからさらに25年近く経ったものを読んでいます。この本は以前に読んでいたので、今回初めて取り上げるものではないはずですが、約100年前の建築を読み返したことになります。1時間もかからずに読み終える短いものなので、読み返すには易しいものです。時折、読み返すことは大切だと改めて思いました。遅れて建築設計に取り組んでいる自分のような者にとっては、特に。何かを理解できた。というよりは、そのうち分かるかもしれない。というふうに思うようになったので、気楽です。

近代建築の五原則という大仰な言い回しをしたものを発表する直前に出来上がっていますから、五原則を練り上げるためにも、この建築は大切なものだったのでしょう。両親の家ということとともに。もしかしたら、この一軒を建てられたから、その後の人生を歩めたのかもしれません。
posted by KAZZ Satoh at 09:35| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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