2020年10月12日

まちづくり関連本、など 1763 美村里江

たん・たんか・たん_R.jpg

「たん・たんか・たん」
美村里江著、青土社、2020

新聞の書評で見つけました。著者は初心者とのことですが、文章は沢山書いている方とのことです。書評もされているということなので、相当な本好きな方なのだと思いました。ですから、短歌初心者といえども本になるだけの魅力を備えているのだろうと、思いました。

大胆な企画だと思います。短歌を長年やられている方が沢山いるなかで、初心者であることが魅力となるとは。短歌とエッセイで構成されていますが、この企画が立ち上がった経緯も紹介されています。青土社の編集の方に見初められたとのことですが、それだけの下地があるからなのだと読み終えて改めて思いました。

一番驚いたのは、ご自身にとてもまじめに生きている方だと思ったことです。この本にまとまるまで短歌を700作ったとのことです。巻末にすべて掲載されていますが、採用されて大きな活字になったものと、採用されなかったものを含めて全部が小さな活字であります。このような掲載の仕方はされないものでしょうが、美村さんの熱意というか備えている姿勢というか、そのようなものを示すには「700」という数の実相を紹介するのがもっとも明解だと思いました。恐れ入ります。

相手を納得させる力を持つ。ということはこういうことなのだろうと思います。美村さんが作られた歌の良し悪しを語ることはできませんが、このような作業ができるセンスと能力が凄いことだと、それは分かります。
posted by KAZZ Satoh at 09:31| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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