2005年08月21日

まちのたね 050126 セッション第3夜(柏市)

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BAO/BABB. Session 01の第3夜が、8月19日(金)にありました。今回のテーマは、「裕子さん、小島、五十嵐の『集まって住む』」です。

しかし、第2夜で遣り残したことを、五十嵐さんの話の前に行いました。前回の講師役の水上さんが、50坪での2世帯居住の可能性を探りました。
 面白かったのは、コンパクトな間取りのほうが「美しい」と、多くの方が評価することです。近代建築のプランニングは意外に的を射ていたのかもしれません。

水上さんの話が今回設けられたことで、ようやく「住まい方」を考えるところまで辿りつけたように思いました。これがあったからこそ、五十嵐さんの「集まって住む」のあり方に潜む問題提起が実感できたのだと思います。

ジャンケンで決めた講義順でしたが、なぜか見事な順番構成になっていることに驚きます。そして、臨機応変に対応できるあたりが、まさにセッションです。


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そして、真打です。真打と言えば、こぶ平から正蔵に名前が変わったあの人を思い出します。さて、話芸の程はいかがでしょうか?

五十嵐さんは千葉のほうの大学で非常勤講師をしています。そのためか、緊張感はありません。時間との兼ね合いを測りながら、「福祉」という概念が(本当は、精神病、あるいは精神病院と人権、ジェンダー、フランスの思想家たちの根底に流れる「狂気」のとらまえかた、などなど)どのように変わってきたか、ということを短い時間で説明してくれました。
 そして、時間の都合でいきなり結論に向かい、「住民レベル」から始まる福祉対応、という理想あるいは、目標を掲げて幕を閉じました。

しかし、本番は2次会にあったのです。障害をもち五十嵐さんと小島さんと共同生活をしている裕子さんが、小島さんとともに参加しました。一緒にビールを飲みながら、ひと時を過ごしました。
 今回の講師の目論見を推測すると、能書きは会議室で。現実は居酒屋で。そして、見ろ。実感しろ。体感しろ。ということだったのでしょう。障害をもった人々と、彼らの家族でない人々(つまり当事者でない人々)が「共にいること。共に楽しむこと」これが、「福祉」の世界では、まだまだ「理想」であり「目標」なのかもしれません。
 それは、「福祉」に関わる方々の問題ではありません。ぼくたちの問題なのだと感じました。

「柏を楽しむ@水上デザインオフィス」のブログにも、セッション第3夜の記事が載っています。併せてご覧いただけるとありがたいです。
 水上さん、すみませんがトラックバックお願いします。
posted by KAZZ Satoh at 10:36| Comment(4) | TrackBack(1) | BAO/BABB. | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ジャンケンで決まったというのに、本当に、見事な順番だったと思います。最初の佐藤さんの講義の中にあったエーゲ海の人々の暮らし。特に「心の拠所」の問題がずっと頭の中にあります。その一つの形が、今回の二次会でした。
「飲み会」と「心の拠所」を同次元で考えるのは少々不謹慎かもしれませんが・・・。
福祉は(主として施設は)障害者に飲み会が必要だと思うと、施設内に居酒屋を作るだろうと思います。あるいは、「街の居酒屋に飲みに行く日」というイベントを企画すると思います。それは、あきらかにあの二次会での裕子さんのスタイルとは違っています。裕子さんは、自分の家の中や、イベントの中に「飲み会」を持っていません。それを持たないことで、彼女は、日常の自然な生活として街の中に飲みにいきます。佐藤さんが話していた、親族たち共用の祈りの場が外にあるということ。「祈りの場」を外に設けて共有していることがポイントなのであるように。
僕は、自分の庭よりも「借景」を好みます。裕子さんは、好きなものを所有しないことで、人や、街や、自然と。
現代人の「心の拠所」の一つであろう、法律。施設がそれを所有しようとすると、それは社会福祉の法律になり、そこに暮らす人達は施設の中だけで、施設の中にある法律を「心の拠所」として生かされます。
裕子さんにとっての法律は、なによりも日本国憲法です。それは街の中にあります。だから、裕子さんは街の中で生きています。

「心の拠所」が個人所有されていない幸せ。それを個人所有しないことの大切さを、佐藤さんの講義から考え続けています。
今夜、みなさんは、黄色と黒の「心の拠所」を共有するわけですね。
裕子さんと五十嵐の分まで、応援、よろしくお願いします。
Posted by 五十嵐正人 at 2005年08月21日 12:36
五十嵐さん、コメントありがとうございます。
 「心の拠所」と、ぼくは言いましたが、それはひとつだけもっていればいい、というものではないだろうと思っています。当然、ひとつで十分の人もいます。
 ぼくは、たぶん欲張りで、たぶんいろいろな楽しみを欲しているので、自分が動きやすいやりかたで、かつ、それに依存しすぎないかたちで「心の拠所」を探そうと思っています。
 しかし、突き詰めていくと、「拠所」はどこかの具体的な場所ではなく、自分自身の内部にあるのでしょう。それをしっかり確信できれば、もう少し楽な人生を送ることができそうです。たぶん、キーワードは「丹田」と股関節だと思います。

日立台という場所は、いろいろな意味で「柏市」の現状を露わにしています。それが見えてしまうので、少々辛い場所です。
 レイソルが強くない、というレベルの話ではなく、今は無き東京球場のように狭いスタンドが埋まらない現状に、「柏市」の現実を感じるのです。
Posted by 佐藤K(KAZZ Satoh) at 2005年08月21日 16:19
 うちの母親は少し前、「書道も合唱も丹田よ!」と毎日のように友人に話していました。サッカー(?)から書道、合唱まで。中壮年男女を問わず話題になる「丹田」はすごいキーワードみたいです。合唱団の発声練習の一環でレイソル観戦が盛り込まれるようになったら、新たな顧客層の開拓ですね。
Posted by mizdesign at 2005年08月22日 17:59
mizdesignさま
言われるとおり、「丹田」は重要なキーワードです。ただし、知っているだけでは、どうにもなりません。
 自分の「気」を「丹田」に納めることができないと。。。。なかなか難しいです。

せっかく完売だったのに勝てない。こういう肝心なときに勝てないと、ずっと「入れ替え」組のままです。そして、コアな6千人だって萎えてしまいます。
 どうしたらよいものか。。。今日は、ずっと憂鬱です。
Posted by 佐藤K(KAZZ Satoh) at 2005年08月22日 18:07
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BAO/BABB. Session01 3rd. 終了
Excerpt:  昨晩は「BAO/BABB. Session01 3rd.」の開催日でした。場所...
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Tracked: 2005-08-22 10:34