スライド写真の上映会で、いつも残念に思うことは、見た写真が全部過ぎ去ってしまうことです。ですから、今回は照沼さんにお願いして、A3のカラーコピーをいくつか持ってきてもらいました。本来ならばちゃんとしたプリントをすべきですが、カラーコピーの荒さがアジア的な雰囲気を助長してくれるかもしれない、と期待しました。
会場に入ったときからネパールの雰囲気を感じてもらいたいと思って、カラーコピーを貼りました。会場がガラス張りなので、かえって良かったです。
勉強会の言い出しっぺの五十嵐さんは、会場設営を見ながら、「文化祭みたいでいいね。ワクワクしてきた」と、楽しそうでした。
廊下から見ると、こんな具合です。ひとつ失敗だったのは、遅れてきた人に中の様子が分かりにくくなったことです。
まずは、照沼さんにネパールがどんなところか説明してもらいました。どこそこ貼りまくっています。
ネパールの雰囲気を少しでも醸し出すために、ラジカセでネパールの民族音楽をBGMに流しました。キングレコードが所蔵する世界民族音楽シリーズのものです。キングレコードは侮れません。
スライドの上映が始まりました。左側がスライドです。右側がガラスに貼った写真です。
スライドだけを撮るとこんな感じです。
ガラスに貼った写真(カラーコピー)は、来場者にプレゼントされました。会場に早く着いた人から選ぶ権利を与えました。
ぼくが選んだのは、上の1枚です。
2次会の風景です。今回も「ちばや」でした。
照沼さんの写真は何度も見せてもらったことがありましたが、10年以上も前のことです。改めて見ると、写される相手としっかりと向き合うことをやっていることを思い知らされます。その粘りが大事だということを、教えられます。その姿勢は、仕事にも現れています。
それと、写される人々への愛情が溢れていることにも、改めて驚かされます。ぼくは、あれほどまでに人を愛おしいと思えるのだろうか?と、考えました。
照沼さんは、日本人の皮を被ったガイジンなのかもしれません。


あれほどまでに人を愛おしいと思っている照沼さんを、僕は「日本人の皮を被った日本人」だと思いたいです。
たぶん、前世も旅人か異邦人だったように思います。勝手なことばかり言っていますが、そのようにしか思えません。
そもそも日本人は、列島起源の単一民族ではありません。みんな旅人としてやってきて、誰もが最初は異邦人だったのです。
きっと今の日本人の大半が、「日本人の皮を被ったガイジン」なのか、あるいは「ガイジンの皮を被った日本人」なのではないかと・・・。
偉いのは、戻ってくるところです。行ったきりになった日本人をタイで何人も見かけました。
団塊Jr.のほうが、「皮被りのガイジン」かもしれませんね。もっともぼくらの世代は、「新人類」とか「宇宙人」とか呼ばれましたから、目くそ鼻くそ状態でしょうか?
いつの時代も名付けるほうは、勝手なものです。