「Straight No Chaser」
製作総指揮・クリント・イーストウッド、監督・シャーロット・スヴェリン
セロニアス・モンクのドキュメンタリーフィルムを用いながら、モンクの実像に迫った作品です。
2003年の夏の期間限定価格となっていますから、金沢にいるときに購入したのかもしれません。たぶん、そうでしょう。あのころはPCでしかDVDを見れませんでした。
先日、知人に誘われて高田馬場のジャズハウスに行ったときのこと。「建築の設計をしている人でジャズが好きな人、多いと思いませんか?」と、知人に訊かれました。ぼくは、「ジャズは構築と解体が同居しているから、そういうところがこのまれるんじゃないかな」というようなことを答えました。
モンクのDVDを見ていて、ますますその気持ちが強くなりました。建築設計の人についてではなく、ジャズの魅力についてです。
4小節。8小節。16小節。テーマが出来ます。バンドで演奏されるにしたがって構築が進みますが、そこには常に解体や崩壊の魅力がついてまわります。崩れ具合がジャズの魅力なのだと、ぼくは思います。
もともとダンス・ミュージックですが、それが演奏者のためのものとして演奏されはじめたものは、聴衆を惹きつけました。それは、モンクの時代も現代の高田馬場でも同じです。
ジャズのアルバムや映像は、生演奏を聴いた人たちがその記憶を呼び起こすために最高の方法のひとつでしょう。目の前に演奏されているものと甦る記憶が異なるものであったとしても。
こうやってモンクのような人が、さらに神話化されるのかもしれません。
そう言えば、レッド・ツェッペリンの先日のライブは、既に神話化しているようですね。永遠の詩の最強盤、どうしようかな。。。