「ついていったら、だまされる」
多田文明著、よりみちパン!セ、理論社刊、2007年、我孫子市民図書館蔵
ショッキングなタイトルです。この著者は潜入ルポで評判の方とのことです。自ら、引っ掛かって、どれだけのことが起きるのか?を実体験されているそうです。本当に世の中にはスゴイ人がいるものです。どんな立派な人よりスゴイかもしれません。
騙しの手口は多種多様ですが、やっていることは共通しています。騙される人々の心をくすぐることです。何にくすぐられるか?(あるいは、何に心を奪われるか?)は人によって様々です。欲にひかれることもあります。心配事にひかれることもあります。自分だけは大丈夫!と思っている人に限って引っ掛かると書かれています。
根本的なことを忘れないようにしようと思いました。「経済社会」というまでもなく、社会は「金を稼ぐ」ことで成立しています。声をかけるということは、かける人にとってなんらかのメリットがあるから行為を起こします。たとえ、それが全くの善意であり、まったく被害を被らない類のものであっても、なんらかのメリットが生じます。
世知辛く生きよう!という話ではなく、冷静に考えれば、世の中はそういうものだということです。ぼく自信が誰かに何か声をかけるとき、結局は何かメリットが生じるからだと思います。それが何か?儲け話でないことも沢山あるでしょう。儲け話もあるでしょう。「貨幣」が絡まなくても、貨幣が絡むときに生じる何かしらかが生じます。
おそらく、マルクスは「資本論」でそういうことを言おうとしたのではないでしょうか?経済の話をしたのではない。と、思いっきり言い切って読み直してみると、何か発見するかもしれません(もっとも、資本論をまともに読んだことはありませんが)。
この本は、教育委員会推薦図書であるべきだと感じました。各学校に裁定1冊はあったほうがいいですね。そして、親たちが回し読み、、、いえいえ、親たちは買うのがいいですね。このシリーズの「子どものためのドラッグ大全」とともに。「みんなの保健体育」は任意ということでいいですね。
おっと、日立台に行く時間になりました。今日は、手ごわいです。相手は神戸です。