2020年07月03日

まちづくり観連本、など 1722 Forbes

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「Forbes JAPAN 202006」

ネットニュースの記事に釣られて買いました。「塩野七生×出井伸之」です。出井さんが塩野さんを師匠と思っている理由は何か?それを知りたくなりました。この号の特集は「新しい師弟関係」です。このような特集だったので、普段は手に取らない雑誌を読んでみようと思うに至りました。

「師匠」を最近よく聞くようになった「Mentor」と「Mentee」と外国語で呼び、新しい師弟関係の現状を紹介してくれます。しかし、ここで困ったことに気がつきました。自分自身が「師弟関係」の在り方を深く考えたことがなかったので、ここに紹介されている関係性が新しいのかどうか分かっていません。これはまずい。まったくもって特集記事をそのまま眺めるだけです。師弟関係を「道しるべ型」「フラット型」「右脳刺激型」「メンター型」「分野超越型」「理念共有型」「反骨無頼型」の7つに分類しています。これが新しいものなのかが分かっていないのです。

まあ、分類方法のことを考えるより、誌面に登場する方々を改めて眺めてみることとします。そして、自分に参考になることを救い上げていこうと思います。「Mentee」として。
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2020年07月02日

まちづくり観連本、など 1721 ル・コルビュジエ

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「ユルバニスム」
ル・コルビュジエ貯、樋口清訳、SD選書・鹿島出版会、1967

頂いたものです。知人が本を処分するとのことで、幾つかいただいたもののうちの1冊です。ありがとうございました。
学生の時、いかに専門書を読んでこなかったか。今となっては開き直って自慢したくなるほどです。そして、そのツケというかチャンスというか、今になって読むことになっています。

「ユルバニスム」を英語的に読めば「アーバニズム」なのだと理解して、ル・コルビュジエが都市論をで何を訴えているのかをしっておくことは大切だと改めて思いました。この本は日本語訳として197年に出版されていますが、原書は1924年に描きあげられているようです。ですから、SD選書が出版されてすぐに手にした人でさえ、40年以上前の問題点を読みました。2020年に読んだということは、約100年前のフランスの都市問題のことを読んでいることになります。ちなみに、谷崎潤一郎の「陰翳礼賛」が出版されたのは1933年だったそうです。こちらのほうがユルバニスムより若い。

ル・コルビュジエは「機械時代」と言います。第一次世界大戦が1914〜18とのことですから、そこでの機械化された戦争の実態感と戦後の社会に広まる機械化された都市生活の変化を実態感しての論考だったと改めて思いました。そして、人口の推移の統計予測から都市の大膨張を予見し、それに見合う都市の在り方。100年後の都市を想定しての構想提示。その眼差しの在り方は、いつの時代にも大切なものだと感じました。

ただし、ル・コルビュジエが提示した都市像と、都市のクリアランスの方法論にアレルギーを起こした人は多かったのではないかとも思いました。ご本人は、この論考の実現化に対してどのくらいの勝率をイメージしていたのでしょうか。当時のアカデミズムに喧嘩を売ることが主目的だったのでしょうか。それとも真剣に実現させたかったのでしょうか。ぼくはル・コルビュジエに詳しくないので勝手に想像するのですが、論考を書き上げたときは実現させるものと思っていたけど、形勢不利と判断するや実現化できるものに向かったのではないか。そして、この本のなかで「直線」を強調していたにも関わらず、晩年は直線がどこにも感じられない「教会」を創るに至ったのだろうと思いました。もしかすると「教会」から「直線性」を省いたのは、「キリストの神」に対する概念へのなんらかの意思表示のひとつだったのかもしれません。などと、知った風に思いました。

不勉強な人間の思っただけの話なので、これで終わります。
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2020年07月01日

まちづくり観連本、など 1720 柏木ハルコ

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「健康で文化的な最低限度の生活(9)」
柏木ハルコ著、小学館、2020

第8巻が出たのが、2019年の6月の下旬だったようです。ですから1年ぶりの続巻です。待っていました、、、しかし、今回もヘビーな内容です。作者の柏木さんと編集担当の方の尽力に感嘆します。そして、このような物語を漫画で表現されたことに感謝しています。帯に書かれていますが。今回のテーマは「貧困ビジネス」です。行政の生活支援担当の方々や地域包括支援センターの方々が立ち向かう相手は保護申請をされる人々だけでないことが漫画を通じて分かってきます。。。。しかし、今回もヘビーです。柏木さんは、描いていて大変なのではないでしょうか。

続巻は2021年冬を予定しているそうです。ということは、これからもっと大変になるのか?それとも新型コロナウィルスの影響で、作業工程に変化があったのか?いずれにせよ、続巻が待たれます。。。ヘビーだけど。

しかしながら、この漫画のおかげで柏市生活支援課の仕事内容がどういうものか、直接的ではないにしろ分かってきたようなきがしています。うちはアパート経営をしていますので、ときおり、生活支援課に相談をすることがあります。そのときにはこの漫画が頭に浮かびます。そして、生活支援課の活動に協力できることは協力していこうと思います。少なくとも、こちらが足を引っ張るようなことにならないように、と思います。
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2020年06月30日

まちづくり観連本、など 1719 川島結佳子

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「感傷ストーブ」
川島結佳子著、短歌研究社、2019

家庭内にある本です。自分が購入したものではありませんが、読む機会が訪れました。この方の短歌集は面白いです。30代前半とのことですが、自分には思いもつかない言葉や世界が広がります。こういう方が歌人になっていくのだ、と思いました。短歌を詠む人は、どうやら現代日本でも相当数いるようだと最近感じるようになりました。もっとも多くの人にとって短歌や俳句、詩の類のものをたしなむ人がどれくらい存在するのかは大きな関心ごとではないでしょう。自分の印象にすぎませんが、短歌や俳句を読んでいる人々は相当数おり、少なくとも絶滅危惧のような状態ではないのだろうと思います。

どうでもいいようなことを書いてしまいました。こんなことを書いてしまったのは、この歌集がどのように編まれたかが、分かってきたような気になったからです。この方は結社に属しています。ですから毎月何首か投稿します。それを何年か続けていけば、一冊の歌集が出来上がるほどの数になります。そして、選ばれた方が歌集を出版する運びになるのだと理解してきました。だんだん分かってきました。

この方は美大を卒業しているようですが、美術で培ったものの見方が短歌の世界でひとつの果実となったのだろうと思いました。個人的にはこういう感性は好きで、あやかりたいとも思います。自分にも何らかの特殊な、あるいは変なものの見方が備わっていれば。と、少し羨ましく思いました。次の歌集が出るとしたら、また、家にあるのかもしれません。今度は、自分が買って。
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2020年06月28日

まちづくり観連本、など 1718 吉村順三

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「建築は詩」
永橋為成監修、吉村順三建築展実行委員会編、彰国社、2005

再読です。なんだか、読まないといけない気分になりました。学生への課題で「軽井沢の山荘」があるからでしょう。手持ちのものは2冊目です。最初に買ったものはあげてしまいました。なので、2冊目は読むのではなく「老いておく」ために買ったことを思い出します。そして、今回、まっさらなページを開くこととなりました。

2005年に開かれた吉村順三建築展のためにまとめられた小本ですが、選り抜きの言葉で埋め尽くされているので、これからは年に何度か読むべきだと思いました。

この本は「いい紙」が使われています。ケント紙でしょうか。しっかりとした紙なので、しっかりと開かないとページが閉じてしまいます。これは、何度も読み返されることを意識してのことかもしれません。堅めのしっかりとしか紙がよれよれになっていて、しかも何度もせんが引かれているようになっていれば、ちっとはマシな人間になるかもしれません。
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2020年06月27日

まちづくり観連本、など 1717 せきしろ×又吉直樹

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「蕎麦湯が来ない」
せきしろ×又吉直樹著、マガジンハウス、2020

我が家にありました。そして、思いのほか時間がかかってて読み終わりました。「自由律俳句」という分野です。七五調、あるは五七調に陥ってはなりません。しかしながら俳句としての詩情が求められます。誰にでもできそうな気になりますが、痛い目に遭います。自分の詰まらなさに嫌気がさしてきます。

この本は、二人が互いに自由律俳句を読みあいます。そして、コラムを書いています。どちらも、気の抜けたチェロのような物悲しい中低音が響いています。物悲しく、そして可笑しい。漢字で「可笑しい」と書いてしまいたい気持ちになります。「悲しい」ではなく「哀しい」と書きたくなります。

この気持ちをどうしたものか、と考えあぐねていたら、自由律俳句とコラムに挟まれるようにモノクロ写真が挿入されています。この写真がまたよいです。絶妙な間を写真で表していると思いました。もしかsたら、この本は、ある種の完璧なものかもしれません。
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2020年06月24日

まちづくり観連本、など 1715 東京都

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「東京50アップブック」
東京都福祉保健局編集・発行、2020

昨日、都内の本屋のレジで見かけて頂きました。「東京防災」的なものと思ってのことでしたが、表紙にあるように「50代・60代のみなさまへ これからの夢とライフを考える本」でした。「夢とライフ」?なんで「ライフ」?「人生」でなくて?正確には、「セカンドライフ」のこと?あるいは「ポスト定年の人生計画」?という言葉を柔らかく表現しているのだろうことを、ページを開きながら分かってきました。「定年」と「再就労」ということが会社員という肩書になる方々にとっての次なるテーマです。

自分は親の会社を引き受けることとしましたので、幸か不幸か「定年」はありません。稼いでいるわけではないので、食っていける分だけはなんとかしている状況です。そして、臨むか否かに関わらず地域の様々な活動に絡め捕られて行きます。おかげで、この本に書かれているような「地域デビュー」を心配するひつようはありません。むしろ、どのようにフェードアウトしていくか。というのがこれからの10年間のテーマです。自分が主役となることを求められることが時々ありますが、いつまでもその立場を保持するのは街にとっても弊害でしかありません。

一方、この本が役立つ方々は積極的に参考にされるのがよいのでしょう。でも、少し気になることがあります。読み手を思ってまとめられていることが理解できますので「あなたはどのように生きていきますか?」という問いかけの主体は「あなた」です。「あなたが住むコミュニティのなかで」という視点は「社会参加」の項目でまとめられていますが、「自分たち」だけのコミュニティづくりに陥らない関係づくりがなされることを期待します。「多世代交流」という言葉も出てきますが、その言葉も「自分たちだけの多世代交流」とイメージされてしまうと、新しい「ムラ」がひとつ増えることとにるような気がします。

この本によって、既存の「ムラ」意識が脱構築されて、新しい関係性が生まれることを期待します。
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2020年06月23日

まちづくり観連本、など 1714 ツジトモ

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「GIANT KILLING 55」
ツジトモ著、綱本将也原案・取材協力、講談社、2020

待っていました。移動の途中で買ってしまいました。有楽町の三省堂にて。帰ってきてから読みました。今日の仕事は出先でしたが、漫画を読みたくなる気分にならなかったのが幸いです。

さて、相変わらずワクワクしてしまいました。しかし、しかし、、、、この漫画は、何故に現実のデジャヴを上手く描くのか。作者と編集者は、この展開をいつ考えたのでしょうか。単行本の編集の仕方が相当にデザインされていると思いました。連載を読んでいないので、毎巻の展開に一喜一憂してしまいます。有難いことです。

しかし、次巻が気になります。まいったな。これは。
サッカーは喜びと悲哀と絶望と狂気が混濁します。他のスポーツでも同じかと思いますが、入れ込んでしまっているでしょうがサッカーは格別な気になっています。
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2020年06月22日

まちづくり観連本、など 1713 岸和郎×北山恒×内藤廣

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「建築の終わり」
岸和郎×北山恒×内藤廣著、TOTO出版、2013

もしかすると2015年くらいに購入していたかもしれません。それをようやく読みました。これまでも何度が読もうと思いながら、なかなか読み進むことができませんでした。しかし、今回はチャンスがやってきました。内藤廣の作品集を読んだ後なら読めるかもしれないと思いました。

まず、凄いと思ったのは、コラムを書かれた笠原一人さんと日埜直彦さんです。2013年出版の時点で若手だった方々の文章に驚きます。どうして、こんなにものを知っているのだろうか?漠然と感嘆しました。自分が、購入したときに読めないでいるのも分からないでもありません。自分には難しい内容だったのだと思います。主役3人の対談形式なら比較的に平易に読めるのではないかと思っていましたが、そうではなかったようです。しかし、今、読み終わることができました。このような日がやってくるものです。それなりに生きていれば。

今回、自分がなんとなく分かってきたことは、対談の中でありましたが、「近代」は「市民」に開かれたもの。「ポストモダン」は主役となりべき対象が「市民」から「個」へ移行したこと。そして「個」の集合は「共同体」になり得ないらしいこと。このあたりをポストモダンの思想は解き明かしているようですが、それであれば、町会などの自治会や商店会、消防団などの共同体があるからこそ成り立つ概念が厳しい状態にあることも腑に落ちたような気になりました。だからといって、商店街活性化の糸口が見つかったわけではありませんが。

それと、若い年代の建築家たちには「大文字」なる評価軸への諦念があるというようなことを三人は語ります。自分たちが考えてもしょうがないじゃないか。というところは考えずに、許される範囲のなかで何ができるか考えるという姿勢は、「許される範囲」がじわじわと狭められていくとしても「仕方がない」と受け止めることなのだと思いました。建築基準法や民法の改正などから、伝わってくる「何か」について、もう少し敏感である必要があるのでしょう。

他にも描くべきことが幾つもあったように思いますが、おなかが減ったので、今日はここまでとします。
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2020年06月17日

まちづくり観連本、など 1711 木を活かす建築推進協議会

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「住宅省エネルギー技術講習」
省エネ講習資料作成WG監修、一般社団法人 木を活かす建築推進協議会発行

2019年の秋だったと思います。講習を受けました。国交省からのハガキだったかで、この講習の案内が届きました。なんとなく、こういうものを受けておかないと仕事に大きな影響を及ぼすのではなかいかと勘繰りました。講習を受けていない設計事務所は業務遂行がかなりマイナスになるのではないかと思いこみました。

ですから、、、、という訳ではありませんが、講習内容がうろ覚えなことに気がついたので、ここのところ時間を割いてテキストを見直しました。

個人住宅の設計では省エネ基準に関しては「説明義務」というものです。それはどういうものなのか?改めて確認をすることとなりました。
そして自分なりに理解したのは、
@省エネ基準を満たしていない場合は、その説明と改善方策を考える。ただし、改善するかどうかは、施主の考えによる。お金が絡むので、適合させることは義務ではない。
A省エネ基準の設定は、どうやら少なくともこのレベルはキープしてほしいし、基準を満たす努力をしてね。というもの。省エネ基準よりも優良住宅基準などのほうが基準が厳しい。
B設計者よりも施工者に周知したい。断熱材の施工がおざなりだと省エネ効果が低下してしまうので。
Cそのためにも、簡易計算ルートを示し、街場の設計者や施工者たちにも馴染みやすくした。

CO2削減に向けて多くの建築従事者が認識を変えていく機運づくりのひとつでもあるのだとも思いました。改めてテキストを読み返すと、ややこしいことが多いけど、なんとかなりそうだと思えてきます。ひと安心です。

そして、数か月後にまたテキストを読み返して、安心するのでしょう。
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2020年06月16日

まちづくり観連本、など 1710 森重湧太

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「一生使える見やすい資料のデザイン入門」
森重湧太著、インプレス、2016

今、読み終わった本で吾ありません。ずっと、書き込みができないでいたもののひとつです。それでも今回取り上げたのは、自分呂リセットする必要があると思うからです。この本のおかげで、パワーポンと資料作成のコツを少しは掴んだような気になりました。ですから、何年か前のことですが、資料の作り方を変えることができました。しかし、あれから何年かたって、再び改善が必要な気持ちになってきました。

作らなければならない資料は、今はありません。かえって、この時期がよいタイミングなのではないかと思うようになってきました。この本が分かりやすいのは、多くの人がやってしまいそうな上手くないレイアウトと、その改善策が見開きで完結に紹介されているところです。この本に書かれている改善を試みるには、自分の場合は「興味ない人」や「専門でない人」になり切って自分の資料を見つめる訓練だと思いました。他人が分かってくれないのは、自分の表現が分かりにくいから。と、肝に銘じて。
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2020年06月12日

まちづくり観連本、など 1709 苫野一徳

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「はじめての哲学的思考」
苫野一徳著、ちくまプリマー新書、2017

これも次男から勧められた本です。「老いては子に従え」という言葉を久しぶりに思い出しています。こういう言葉はこの本には出てきませんが、「ニセ問題」という言葉が出てきます。哲学論争の問答のように見えるけど、実は混乱を招くだけのも問いかけが沢山あると著者は言います。この方が凄いなあと思ったのは、「哲学的思考も、問題をシンプルに解き明かすための」の考え方だ。と書いていることです。哲学は難しくして遊んでいるものではない。というようなことが随所に書かれています。

こういう話を「プリマー新書」に書き表せるのが凄いです。平易な文章で難しい話に親近感を覚えさせることができることに、参りました。コウイウヒトニワタシモナリタイ。と思いました。カタカナで書けばいいってものではありませんが。。。。宮沢賢治の詩を抜き書きしたつもりなら、間違っているし、、、などと、自分にツッコミを入れて終わります。
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2020年06月09日

まちづくり観連本、など 1708 隈研吾

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「新・建築入門」
隈研吾著、ちくま新書、1994

先日、「新・都市論TOKYO」を次男に勧められたりしたものですから、かつて読んだはずの本を再読しました。読んだこと証は、なにやら書き込みがあることです。10年くらい前に読んだでしょうか?それとも、もう少し前か。大学で非常勤講師を拝命したことがきっかけだったと思っています。今どきの学生たちと話をしなければならないときに、このような本を読んでおいたほうが良いのではないかと思ったように記憶しています。

で、読み返してみて、個人的には面白く読みました。かつて読んだことがある記憶はあるのですが、まるで初めて読んだように新鮮でした。。。。それではいけません。

ぼくは不勉強なので、建築史を各時代の哲学や思想と絡め合わせて紐解くことをしている本は初めてでした。たぶん、磯崎新は外国の著名な建築家が出している本を読めば、このような本を読まなくてもよいのかもしれません。しかし、この本は「入門」ですから、入門したい人にはお勧めなのでしょう。自分は入門したつもりはないのだけど、いや、入門する前に破門されている。あるいは、インテリでアカデミックな世界からは門前払いを受けているような自分には、向いている本なのではないかと思います。


隈さんは「建築」というより「構築の贖罪」的な突っ込みをしています。それは、西洋世界の価値観の総括なのだろうと思います。日本人だから、つまりは「西洋の外」に生まれた人だからこそ突っ込めるものなのかもしれません。
1994年に出版されているのは、20世紀をいち早く締めくくるためでしょういか。数年たてば21世紀なのに、新世紀になるまえに予言的に総括したものなのでしょうか。でも21世紀を待たなくてよかったのかもしれません。2001年の世界貿易センタービル事件。2011年東日本大震災。その後の自然災害の数々。2020年の東京オリンピックが吹っ飛ぶ新型コロナウィルス禍。書けなくなっていたかもしれません。

新国立競技場が東京オリンピックの会場として使われることを願っています。そうでないと、ザハ・ハディトも浮かばれないような気がしてきます。長くなってしまいました。書きたいと思っていたことと別なことばかり書いていしまいました。
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2020年06月08日

まちづくり観連本、など 1707 松本進

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「改訂版 図説 やさしい建築材料」
松本進著、学芸出版社、2019

年をとることの面白さは、そっちのスペシャルでもないのだけど、人さまに解説をする機会が増えることです。おかげで勉強になります。なにかと大変ですが、ありがたいことです。学生だったころが昔のことになってしまいましたが、そのときのことや、建築士の資格を取るべく勉強していたころを思い出します。まるで、人生をやり直しているかのようです。

そういうことで、この本を手に取るのですが、分かりやすいのに驚きます。それは、簡潔な文章で説明されているからです。過不足ない文章のよい参考例なのではないかと思います。また、図や表も大きく掲載されています。そして、図はフリーハンドの手描き風なので、親しみがわきます。カチッとしたイラストであるよりも、手描きな感じの風合いは、まさに「やさしい」教材だと思います。また、文章や図などに薄めの青が使われているのも目にやさしいのだろうと思います。そういうコンセプトでつくられていることが読み取れます。

自分は、これまでに経験してきたことを総動員して、テキスト+αのことが伝えられるかを張り切ることになります。
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2020年06月07日

まちづくり観連本、など 1706 内藤廣

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「内藤廣の建築 2005-2013」
内藤廣著、TOTO出版、2014

「内藤廣の建築 1992-2004」を読み終えた後に、こちらに取り掛かりました。なんとか読み終えました。言葉が重く響いてきます。「建築」とはなんなのか?どうあるべきか?自分のようなものでも、少しは真面目に考えてしまいます。

そこで、思い浮かべるのは吉村順三が頂きとなる建築家系列の方々の建築です。また、住宅建築という雑誌に掲載されている建築の数々です。内藤さんが書かれる文章から、自分みたいなものでも原点のようなものがあることを思い出します。そして、改めて自分を整理していかなければならないと思いました。

内藤さんのこの本は、東日本大震災の復興に向けて新たなる関わりが始まっていることが書かれています。そして、この本を読み終わった2020年は、新型コロナウィルスの影響がどうなるか分からない状況にあります。2001年のニューヨーク。2011年の東日本大震災から日本各地に被害をもたらす自然災害。そして2020年の現在。21世紀の第1四半期は、後世の歴史家たちにどのように描写されるのでしょうか。いずれにせよ、自分たちは、その真っただ中に生きているので、生きていくために何かをしていかなければなりません。

などと、結論が見えない話に落ち込んでいきます。ときどきは、このような時間があってもいいのかもしれません。
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2020年05月26日

まちづくり観連本、など 1705 法令集

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「建築基準法関係法令集 2020年版」
建築資料研究社、2019

何年かに一度買い替えています。前のものは2016年版でした。今回は、昨年に法改正があったので買うこととしました。今回は、横書きを買ってしまいました。法令集は縦書きだけでなく、横書きもあります。縦書きで慣れていたので横書きはどうかと思いましたが、以前よりは見やすく感じています。まあ、そんなにページをめくるほどの仕事をこなしている訳ではありませんが。
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2020年05月23日

まちづくり観連本、など 1704 内藤廣

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「内藤廣の建築 1992-2004」
内藤廣著、TOTO出版、2013

職業訓練校関連で「材料」の話をすることになっているのですが、その関係で内藤廣の作品集を急遽、購入しました。安くないので躊躇していたのですが、新型コロナウィルスの影響で飲み会関係も全滅なので、金銭的に何とかなるものですからポチっとしてしまいました。

今の自分に内藤さんの建築が染み入ります。不思議なほどに、毎日少しずつページをめくっていたら、読み終わってしまいました。勇気をもらったような気になっています。プレキャストコンクリートについて勉強することが主眼でしたが、「海の博物館」から始まる作品集は自分の指針のひとつになるようです。

少し前までは、なんとなく手が出ない本でしたが、こういうものを読めるようになったことは、もしかすると自分が成長したのかもしれない。と思うことにして、仕事します。ブライアン・ブロンバーグやロネッツなどをBGMにして。
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2020年05月22日

まちづくり観連本、など 1703 隈研吾・清野由美

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「新・都市論TOKYO」
隈研吾・清野由美著、集英社新書、2008

ジャーナリストの清野さんと建築家の隈さんによる対談です。5つの街に出向いて語り合うかたちで都市論を展開するという仕組みです。読みやすく、面白いものでした。対談形式による気楽さと語り口の柔らかさ、しかしながらの辛口。このあたりが面白くて、できれば、この企画が長く続いていほしいと思いました。

この本が出版されたのが2008年です。北京オリンピックの年です。ですから、それまでの都市の現況を語っているものです。ここを留意しなければなりません。2020年から12年以上前のことが語られています。おそらく、現在に対談が行われていたなら、かなり内容が変わったのではないかと思います。というものの、隈さんは国立競技場がありましたから、このような企画を続けていくのは無理だったと思います。

隈さんの話が面白いと思ったのは、「お金」にまつわる話をするからだと思います。建築・都市系の専門書では「計画論」は多いですが、「お金」や「権力」の影響を受けて計画が左右されるような話は声高に語られません。それは、都市計画の専門家たちにとって生々しすぎるのでしょうか。しかし隈さんは、あけすけと思えるほどに「お金」と「権力」の話をします。アカデミックに留まらない姿勢のように思えるほど。言い方が割るかもしれませんが、専門家が飲み屋で語っていることをそのまま「表」で喋っているようにも思えます。

隈さんの本をほとんど読んでいませんでしたので、このくらいしか分かりません。よって、以前に読んだはずの「新・建築建築入門」を読み返してみようと思います。書き込みがしてあるので、ちゃんと読んだはずなのですが、新鮮な気持ちで読めるようなきがしています。つまりは、中身をすっかり忘れているということです。いけません。
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2020年05月17日

まちづくり観連本、など 1702 坂井修一

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「古酒騒乱」
坂井修一著、KADOKAWA、2019

「本と花の日」というイベントを仕掛けようとしているグループが柏市内にあります。そういう話題からの繋がりで、この本を頂きました。有難いことですが、驚きました。坂井さんの歌集を読む日が自分に訪れるなど考えたことがなかったからです。NHK短歌で選者を務められたことで坂井さんを知りました。毎回のゲストにちなんだ歌を作りましたが、途中から「折句」という技を披露し、挙句、「折句」が頭文字を取るだけでなく、何と言うのでしょうか、お尻の文字も取り上げるウルトラCも披露されました。

さて、この歌集は11冊目だそうです。「継続は力なり」という言葉を思い出しました。凄いことです。ここに収められているだけで350くらいあったかと思いますが、そんなのが11冊目とは。数多く作ることが大切だと思いました。野球選手はバットを振った数だけ上手くなる。みたいな言われ方があるように思いますが、結局、沢山こなすのが近道なのだろうと思いました。

自分は、短歌を読む力量を持ち合わせていませんので、余計な事ばかり書いてお茶を濁してきました。それでも、自分でも面白いと思えたものがあります。「スタローンとむらぎも」が出てくる歌。「剣菱ときんつば」の取り合わせの歌。西洋美術館の地獄門の歌。「大津皇子の」と折口信夫の歌。他にも幾つかか見つかりそうですが、真面目に確認を始めると大半を書きつられてしまいそうなので、ここで終わりにします。
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2020年05月15日

まちづくり観連本、など 1700 川崎一雄

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「施工がわかる イラスト建築生産入門」
(一社)日本建設業連合会編、イラスト川崎一雄著、彰国社、2017

柏工業専門校という学校があります。職業訓練校として機能していますが、そこは企業の新人研修も請けています。そして、自分にも講義をするよう要請がきます。収入になることの有難さだけでなく、自分が勉強しなければならない状況に追い込まれることに多少なりの文句を思いながらも感謝しています。忘れていることが多いですし、分かったつもりになっていることも多いことに気づかされます。おそらく、自分はこのような機会が与えられないとサボるから、お天道様が与えてくれたチャンスだと思うようになりました。

さて、この本は素晴らしいです。イラストの数は800あるそうです。写真はありません。すべてイラストです。まるで、かこさとしの科学絵本です。大人向けの仕事に役立つための絵本です。描かれるすべてのカットにイラストを描かれた川崎の想いと愛情が感じられるのは自分だけでしょうか。この本は、自分にとって一生モノです。施工に関しては、まず、これがあれば全容の把握が叶います。細かい話はともかく、工事が始まるところから引渡まで、かつ、現場管理の態勢なども分かります。

自分が担当する科目は施工そのものではありませんが、研修を受ける方々には傍に置くようお願いしています。そして、なるべく本を開いて眺めることを勧めています。本を開いた回数だけ、浸みこんでいくと思うからです。
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