「私の身体は頭がいい」
内田樹著、文春文庫、2007
このタイトルは橋本治さんから頂いたものとのことですが、とても頷きました。以前、橋本さんの本を読んだ時にも思ったものですが、改めて思いました。名言のひとつとさえ思います。
さて、「武道」とか「武術」です。おかげさまで、この本で、自分のなかがすっきりとしました。2007年に文庫版がでていることを思うと、もっと早くに読んでおきたかったと思いました。しかし、やはり「今」なのでしょう。たぶん、自分が何らかの原因で、これを読む必要が生まれたのだと思います。
スポーツ(あるいは体育)と武術の根本的な違いはどこにあるか?明解となりました。「死ぬかもしれない」「生き残れないかもしれない」とリアルにイメージしながら訓練するかどうかということだと理解しました。このことを、武道系でない言葉で解説いただいたと受け取りました。
鬼ごっこやハンカチ落とし、だるまさんがころんだ、などなど「子どもの遊び」は、体育やスポーツに繋がっていくものではなくて、武術的なものに繋がった方が理に敵うと思います。

