2018年04月18日

まちづくり関連本、など 1465

A手賀沼の見せられて(表紙).JPG


「手賀沼に魅せられて」
手賀沼アグリビジネスパーク事業推進協議会、2018

柏市役所で見つけました。オシャレな冊子だと思い製作者を確認したら、知り合いが関わっていました。なるほど、30代の感性で手賀沼を編集し直しています。いいことだと思います。あらゆるものが、これまでのものと異なっていると思います。

推測ですが、これは読み手が主役になっていると理解しました。そして、手賀沼周辺で仕事をされている方々に会いに行く想定なのだろうと思いました。表紙が手賀沼湖畔にあるベンチを写した写真です。ここに座るであろう人々は、この冊子の読み手です。



A手賀沼に魅せられて(裏表紙).JPG

「そして裏表紙へ」

表紙のベンチに座るのは誰でしょうか?何人で座ったでしょうか?その答えが裏表紙にあるのだろうと思います。自転車2台が答えです。誰と誰が乗るのでしょうか。いずれにせよ、自転車の速度で手賀沼を巡ると様々な出会いがあることを示唆していると感じました。

20の魅力が語られていますが、そこには20組の人びとが紹介されています。つまりは、「人」に会いに行こうという主旨です。この編集意図は、かつてのものと変わってきていると思います。それまでは「消費」しに行こう、という主旨で語られていたのではないでしょうか。これは「会い」に行こうと、促しています。
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2018年04月10日

まちづくり関連本、など 1464

Aランド 6.JPG

「ランド6」
山下和美著、講談社、2018

待っていました。閉店が迫る浅野書店で購入しました。物語は「ランド=この世」からランドの外の世界「あの世」に視点が移ってきていますが、徐々に「ランド」のことが分かるようになってきました。それとともに「あの世」の仕組みも。

この物語をどのように捉えればよいのか、まとめるのは早すぎるようです。まだまだ解明されるべきことが多くあるようです。「あの世」の世界では「不老不死」があるようです。それをやめることも選択できるようです。こうなってくると、ますますこの先が気になります。

そして、物語とはまったく異なる興味が沸いてきました。この漫画が連載されるとき、どの程度まで世界観が構築されていたのか?どの程度、連載しながら先行きを決めているのか?その按排はどのようなものか?物語づくりの構造について関心が高まります。


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2018年04月07日

まちづくり関連本、など 1463

Aラクガキ・マスター.JPG

「ラクガキ・マスター」
寄藤文平著、美術出版社、2009

2009年に出版されて、2016年には16刷となっています。初版の部数が幾つだったのか、再版の部数が幾つなのかは分かりませんが、凄いことだと思います。読み終わってみると、再販される理由がよく分かります。ラクガキの描き方を解説する本ですが、実は「観察力」が大事であること。考え続ける「持続力」が大事であること。そして異なるものを連動させてイメージしていく「柔軟な思考力」が大切であることなどを教えてくれます。それと、最も大切なのは、落書きを描くのがとても好きだから、このような本が仕上がることを知ります。

とてもよい本で、面白い本だと思います。何度も読み返そうと思います。そして、少しでも手を動かそうと思いました。



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2018年04月04日

まちづくり関連本、など 1462

Aまちづくりの非常識な教科書.JPG

「まちづくりの非常識な教科書」
吉川美貴著、主婦の友社、2018

とてもいい本です。これ一冊で充分ではないかと思います。「まちづくり」の主役は誰なのか?それを端的に語っています。「教科書」と謳われていますが、その通りだと思いました。本当におススメ本です。

では「非常識」なのか?自分は柏のまちづくり的な仕事に関わっているので、ほとんどの内容に頷くばかりでした。本にまとめてもらったことで「非常識」の意味合いが分かりましたが、自分が関わっている組織では、この本に書かれていることを行っているようです。「非常識」と言われるのは一般社会でのモノゴトの進め方を「常識」と捉えているからですが、それではコトは動きません。ですから役所の行うことは後手後手に回るのだと改めて理解しました。

この本が「主婦の友社」から出版されていることに興味を覚えました。「まちづくり」と直接的な関係性が見えないと思っていましたが、よい本を出版されました。このような専門分野に留まらない展開こそが「まちづくり」に必要だと思います。



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2018年03月28日

まちづくり関連本、など 1461

A人口減少時代の都市.JPG

「人口減少時代の都市」
諸富徹著、中公新書、2018

「笛吹けど踊らず」と言われる街になってしまうのか?否か?と問われたような気がします。人口減少をプラスと捉え、新しい都市経営に踏み出せ、という主旨と理解しました。しかし、問題は腰の軽さです。言い方がヘンかもしれませんが、動きが速いか遅いかが都市の生き残りを左右すると思います。

示唆に富む話が多いと思いました。できれば、多くの商業活性化に関わる行政の方々に読んでほしいと思いました。商業活性化は、以前から思っていることですが、商業のことだけを考えているのでは解決できません。総合的に解決を目指すなかで、結果的に商業も活性化されるものだと思うからです。自分の担当課題の解決に勤しむとともに、視野を広げてネットワークを組める退室づくりが、官民ともどもより必要となってくるのだろうと思います。

ぼくはペシミスティックだと思いますが、生き残れないことを前提に考えます。少しでも生き残りに有効な措置をしていくしかないと思っています。積み重ねていく果てに光明が見えたら幸いです。


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2018年03月19日

まちづくり観連本、など 1459

A安藤忠雄の軌跡 50の建築×50の証言.JPG

「安藤忠雄の軌跡 50の建築×50の証言」
日経アーキテクチュア偏、2017

昨年の国立新美術館での安藤忠雄展覧会の期間中に出版されました。そのときは買いませんでした。しかし、やはり読まない訳には行かないだろうと思い直しました。大学で住吉の長屋と安藤さんについて解説する役目だからです。

安藤さんご自身の解説は、この本もオススメです。安藤さんほど、ご自身の生き方を解説する本を持っている人は少ないのではないかと思います。松下幸之助とか本田宗一郎とか長嶋茂雄とか田中角栄とか、その他にも書ききれないほどの著名な方がいて、多くの評伝やら人物伝などがあると思いますが、本人が記し続けた人は少ないと思います。安藤さんが建築家だからこそできたことではありますが、建築かでさえ、自分の半生をさらけ出すことはしません。

そういう意味では、建築以外の人に読んでほしい一冊なのだろうと思います。建築作品の解説は日経アーキテクチュアの記事ですから、読みやすい。そして、50人が安藤さんを語る構成で、安藤さんが自らを語らない側面が見えてきます。人からどのように評価されているのか、これを読み解くことができます。

大事な一冊だと思いました。








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2018年03月06日

まちづくり関連本、など 1458 ドローイング

A紙の上の建築(資料).JPG

「紙の上の建築」
国立近現代建築資料館編、2017

面白い企画です。この資料館の企画は侮れません。つい忘れていますが、なかなかの企画です。そして、この冊子は無料で頂けるのが嬉しい。前回、吉阪隆正の回のときはもらえませんでした。会期の早めに訪れないとなりません。

「紙の上の建築」は、おそらく建築家にとって最も純粋な建築なのだろうと思います。そのことを感じ入ったのは藤井博巳のインタビュー映像を見たときでした。他の建築家のインタビューでは思いませんでしたが、藤井さんの話を見ているうちに、現実に建築を造ることよりも、思考の成果としての建築に向かう人なのだろうと思いました。
このような建築家は必要なのだと思います。
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2018年03月05日

まちづくり関連本、など 1457 伝統 日本 家

A日本の家.JPG

「日本の家」
中川武著、角川ソフィア文庫、2015

本屋で見つけたので買いました。そして、読みました。当たり前ですが、「再読」のつもりで読みました。何が再読なのかというと、「日本の家」のことが分かっていないような気がしたから、これを読むことで改めて「日本の家」を自分の中にインプットしようと思いました。

堀部安嗣さんや安藤忠雄さんや岸和郎さんの作品を眺めているうちに、「日本の家」を読む必要があると思いました。この本を読んで解答がでるわけではありません。しかし、沈殿するものがあります。それを増やしたいと思いました。ときどきページをめくれるように手元に置いておきます。
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2018年02月28日

まちづくり関連本、など 1455 挑戦の人生

A安藤忠雄展図録.JPG

「安藤忠雄展 挑戦」
国立新美術館図録、2017

この展覧会が開かれることを知ったときに、生前の大回顧展だと思いました。集大成です。安藤さんご自身はどのように思われているかは分かりませんが、おそらく今後に同じような規模の展覧会は難しいのだろうと思いました。ですから、図録も買うこととしました。メディアに露出する機会が多い建築家ですので、なにかと知っているつもりになります。しかし、新たにまとめられたものからも新たな発見があります。思わず赤線を引きました。

面白いもので、自分の関心のあり方で見えてくるものが異なります。つまりは、自分自身の問題です。困ったことに。何度も開くことでしょう。文字が少ないから。何度も眺めることが大事です。

表紙を開けると、安藤さんの直筆のスケッチがあります。三種類のスケッチからどれかを選ぶことができます。安藤ファンの方は3冊買ったでしょうか。光の教会と住吉の長屋となんでしたか、直島でしたか。自分は住吉の長屋にしました。図録全部にスケッチとサインを貼り込むなんて、おそらく安藤さんしかやらないでしょう。
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2018年02月27日

まちづくり関連本、など 1454 言葉は魅力

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「翻訳できない世界のことば」
エラ・フランシス・サンダーズ著、前田まゆみ訳、創元社、2016

本屋で見かけては手に取り、今でなくていいかと諦めていた本です。クリスマスのプレゼントでもらいました。面白い単語を見つけてくるものだと思います。世界各国の言葉です。国というよりも民族ですね。ですからポルトガル語やスペイン語でも南米特有の言葉などが採りあげられています。このようなことに気がつくのが大事なことだと思いました。

もっとも気に入った言葉は「VACILAND」です。スペイン語で、意味は「どこへ行くかよりも、どんな経験をするかということを重視した旅をする」ということで、動詞だそうです。例えば「彼は○○へヴァシランドする」というときは、○○は、これが地名でも行為する施設などでも構わないのでしょう。行った先で何をするか?あるいは何をしたのか?何を感じたのか?ということのほうが大事だという意味あいということでしょう。なんという単語がスペインにあることか。


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2018年02月23日

まちづくり関連本、など 1452 日本の家とは?

A日本の家.JPG

「THE JAPANESE HOUSE ARCHITECTURE AND LIFE AFTER 1945」
新建築住宅特集2017年8月号別冊、2017

国立近代美術館での展示の図録です。展示そのものは短時間で見て回りました。ですから図録は、少ししっかりと読み込みました。結論から言えば、展示会を通して「建築批評」を試みたのだと理解しました。展示ブースのカテゴリーがこれまでと異なる括りになっていることを冒頭で書かれていますが、これは、建築評論や建築史の在り方に一石を投じるものだと思います。

それぞれの括りから見えてくる住宅(建築)の選ばれ方が面白いと思いながら眺めていましたが、あることに気がつきました。それは、鈴木恂と宮脇檀の作品がなかったことです。個人的には鈴木恂の作品がなかったことに小さな驚きを覚えていました。それを思いながら宮脇檀のものもないことに気がつき、さらに東京芸大系の作品が見当たらないことも知りました。その上、篠原一男や坂本一成が採りあげられていることを受け止めながらも何かのベクトルを感じてもいました。伊東豊雄や長谷川逸子などがあるのも違和感を感じませんでしたが、清家清の作品が原寸大で再現されていることを思いだすと、ああこれは東工大からの巻き返しなのだろうな、と思いました。

建築批評と大学山脈との関係など考えたことはありませんでしたが、塚本さんが仕切っていたことからみても篠原スクールの再興的な思いがあるのではいかと思ってみました。
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2018年02月20日

まちづくり関連本、など 1451 温故知新

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「『老い』の発想で家づくり」
NPO法人 家づくりの会編著、彰国社、2007

10年以上も前の本です。再読しました。この手の本は、再読というよりも字引きのような感覚で開くことになる類のものです。そのときどきの自分に必要なものをピックアップしていくことになります。

さて「老い」の発想で家をつくることは、なぜ、いまさらながらにタイトルになるのでしょうか?いつから「老い」の発想にならなくなったのでしょうか?キーワードは「戦後」でしょう。昭和一桁世代以降の住宅建設環境が大きく変化したからでしょう。「老い」を忘れたのだと思います。東京近郊に「老い」よりも「若さ」ばかりが溢れたからでしょう。

そして、21世紀になったら「老い」ばかりです。そして、これまでの住宅が見直しを迫られています。しかし、このようなことは、いつの時代でも話題になるのではないかと、最近は思うようになりました。人間は、そんなに変化していません。ですから、近くに自分と異なる境遇の人がいないと、すぐに忘れます。二世帯同居していればまだしも、「若さ」ばかりで集まっていると「老い」のことが見えなくなり、「老い」ばかりとなると「若さ」のことが見えなくなります。ですから、幼稚園や保育園を迷惑施設と堂々と言う「老い」の方が出現します。

住宅は「老い」を取り込んで造ることができれば何よりです。適度な広さを確保できれば「老い」に対応できます。では、狭すぎるところはどうしたらいいのか?そこが設計者の知恵の絞りどころです。施主の意識改革をも含めて取り組むときも出てくるのでしょう。
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2018年02月16日

まちづくり関連本、など 1450 エアコンの多用はいらない家のこと

Aエアコンのいらない家.JPG

「エアコンのいらない家」
山田浩幸著、X-Knowledge、2011

以前に読んだものを再度、読み直しました。分かりやすくいうと設計作業に活用するためです。技術の進歩の部分は、つまりは新商品にかかる部分は自分で更新していかなければなりませんが、設計していくうえで基本となる考え方は大きくは変わりません。しかし、忘れてしまうことは沢山あります。それを少なくするためにも何度も開かなければなりません。

この類の本を読んでいて感じるのは、対象となる敷地の周辺の様子を含みおかなければならないことです。環境は変わります。ある建物が建て替わるとき、周辺の現況を確認するとともに将来の状況を予測することも大切です。

そして、その最も近い将来は、実は自分たちが手がけた建築が出現することでした。それが、次の「周辺条件」の要素に加わります。
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2018年02月15日

まちづくり関連本、など 1449 堀部安嗣の建築

A堀部安嗣の建築.JPG

「堀部安嗣の建築」
堀部安嗣著、TOTO出版、2007

もしかすると10年くらい前に買っていたのかもしれません。これまでもパラパラとページをめくっていましたが、この度、「建築を気持ちで考える」を読んだことを受けて、ちゃんと読み直すことにしました。

堀部さんが語ることは変わりません。それを確認しながら、図面と写真の解説を読み込みました。赤鉛筆持って。
「建築を、、」を読んでから、この作品集をめくったので、堀部さんの思考が見えてきたような気がしました。作品集を見ていたときの違和感の根底には「ルイス・カーン」が潜んでいるのではないかと思いました。作品集のまとめ方は端正で、雑誌「住宅建築」でお目にかかる良質感が漂う建築に思えていましたが、何かが異なります。

それは、平面形状でした。正五角形や正六角形。または台形が構成する扇形のプランなど。この方は、何か狂気を孕んでいるのではないかと思いましたが、「建築を、、」を読んだことで分かりました。写真の撮り方は、明らかにカーンの作品を意識しているのだろうと思っていましたが、やはりそうなのでしょう。このようなやり方は「あり」だと、改めて思いました。
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2018年02月13日

まちづくり関連本、など 1447 NFL、オードリー

AオードリーのNFL倶楽部.JPG

「オードリーのNFL倶楽部」
オードリーのNFL倶楽部編、文芸春秋、2018

1月の下旬に発売されました、2月の10日ころに買った本は、すでに第3刷です。なかなかの売れ行きということが分かります。これはうちの次男が買いました。図書カードで。ありがたいことです。

あっという間に読めました。これもありがたいことです。そして、オードリーの二人の事がよく分かりました。アメリカンフットボールは日本のなかでは永遠のマイナースポーツのひとつでしょう。ラグビーにも似たような境遇を感じるのですが、何年たってもテレビ実況では初歩からの説明がなされます。

しかし、オードリーの入れ込みようが少しずつ状況を変えていくのではないかと期待感を持ってしまいました。「第3刷」の印字からそのように思いました。もっとも初版の発行部数がどのくらいだったのか?という疑問も生じますが、それでも「第3刷」です。

オードリーがMCを務めている番組は二人が担ってから9年経っているそうです。じわじわと穴が開いてきているのでしょうか。鉄壁なディフェンスガードのプロテクトに愚直に何度も突破を試みるフルバックのラン攻撃の果ての成果のようにも思えます。そうは言っても、ゴールデンに登場することは望みません。今の時間帯の良い意味での緩い感じが丁度良いと思います。選手たちのプレイは熱いものばかりですから。
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2018年02月12日

まちづくり関連モノ、など 1446 エコハウス 窓 エアコン

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「ホントは安いエコハウス」
松尾和也著、日経ホームビルダー編、2017

著者は設計事務所を主宰されていて、日経ホームビルダーに連載されていたものが一冊にまとめられました。日経ホームビルダーは雑誌名から推察されるように、工務店など施工者向けに編まれた雑誌のようです。そのことは、本文からも伺えます。

示唆に富む内容でした。これを読み込むことで、自分も施主への高気密高断熱や省エネ対応などの話が説明できると思いました。しかし、読み込んでいくうちに気がついたことがあります。著者が設計されるプランが、明快には紹介されていません。どのようにすれば2階建てをエアコン14畳タイプ1台でクリアできるのか?空気の循環が自然と起こるプランニングなのか?気になるところです。

しかし、この本がビルダー向けに書かれていることを思えば、施工者たちは著者に設計を依頼することも狙っているのでしょう。各地での講演会で、プランの相談も受けるそうです。この本が新たな依頼を呼び込むのだなあ、と理解しました。
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2018年02月05日

まちづくり関連本、など 1445 健康で文化的な、、、

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「健康で文化的な最低限度の生活(6)」
柏木ハルコ著、小学館、2018

待望の続巻です。丁寧に現実を描いていると思いながら読んでいます。新人公務員の奮闘ぶりを描くというステレオタイプの切り取り方になってしまいますが、それを超えていく大きな力がみなぎっているように感じます。

制度があることで生じるよいことと、それだからこそ起きてしまう負の現実と、それに携わる人々の実情などなど知ることができます。おそらく、近年の漫画は相当に現実の取材を行っているのでしょう。医療系漫画などでも、そのような話を聞くことがあります。「文章」の世界の人がどのような状態にあるのかは分かりませんが、「漫画」の世界には現実を向き合う人々が多くなっているのかもしれません。
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2018年02月04日

まちづくり関連本、など 1444 南部弁(八戸)が描く風景

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「幸福な水夫」
木村友祐著、未來社、2017

新刊が出たことをアマゾンで知りました。著者名で作品全部を閲覧できるのは有り難いです。そして、近所の本屋ハックルベリーブックスに注文しました。

帯に「ガラリと変わってしまった」とあります。単行本のタイトルにもなっている小説「幸福な水夫」は新しいものかと思いました。しかし、2010年に書かれたものでした。納められている「突風」は2015年でした。つまりは、この2作品の違いということです。

著者はその解説を書下ろしのエッセイに綴っています。なるほど、そういうことか。しかし、変わっていないこともあるようです。「中央/周縁」「権力/非権力」「標準語/方言」などの感覚は変わりようがないのではないでしょうか。この方にとって。「震災」の影響で著者のなかのバランスが歪んだのかもしれませんが。

「イサの氾濫」を読んだことから、木村さんに注目するようになりました。そして、唯一、単行本で小説を読みたい人となっています。他の小説も読みたいのですが、そこに割く時間が難しいことと、金銭面的問題から躊躇してしまいます。しかし、木村さんだけは別となりました。それは、おそらく南部弁(八戸弁か)が小説に出てくるからでしょう。自分にとって、これはとても大切なことです。自分の親たちが使ってきた言葉で小説が書かれることは特別なことです。小説空間に、どんどん方言があふれるといいのに、と思います。例え、ニュアンスが掴めないとしても、溢れるといいと思います。その感覚でないと、伝えられないものが沢山あるでしょうから。
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2018年02月03日

まちづくり関連本、など 1443 モデルは日立台

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「GIANT KILLNG 46」
ツジトモ著、綱本将也原案・取材協力、講談社、2018

いやあ、毎回、じーんとなります。とにかく、「そうなんだよ、その感じなんだよ」と思いながら読み進めます。スタジアムのモデルが日立台だからかもしれませんが、日立台での臨場感を漫画でも疑似体験しています。

映画になることを期待します。当然、日立台がロケ地になりますよね。
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2018年02月01日

まちづくり関連本、など 1442 建築を物語る

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「建築を気持ちで考える」
堀部安嗣著、TOTO出版、2017

約1年前にギャラリー間で堀部安嗣さんの展覧会がありました。そのときに出版された本ですが、タイトルを見て買うことを決めました。「気持ちで考える」ことを建築家が堂々とタイトルにしていることに惹かれました。
しかし、読んだのは最近です。ようやく読めました。それは物理的な時間の問題ではなく、まさしく気持ちの時間の問題でした。

気持ちは正直です。自分が建築に向かっているので、このような本を欲しました。そして、読み終えた途端に、再読を始めました。赤鉛筆を手にして。線を引っ張るためにです。他に読みたい本がありましたが、我慢して線を引きました。

自分にとっては、バイブルのひとつなのかもしれません。
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