2021年01月17日

まちづくり関連本、など 1795 ソール・ライター

https://www.shogakukan.co.jp/books/09682325

「永遠のソール・ライター」
ソール・ライター財団監修、2020、小学館

2020年に開かれた展覧会の図録です。うちにあったので、つらつらと眺めていました。そして、巻末の文章までたどり着いたので読了としました。2017年にソール・ライターの映画と展覧会がありました。2020年はその続きの展覧会だったようです。

久しぶりに写真首を眺めたような気がしました。おそらく若い時に何人かの写真家の写真集を眺めていた時のように。つまりは、見たことのないものを見ているような気持ちで。しかし、2017年だったと記憶していますが、映画があることを知ったときは、それほど惹かれませんでした。映画を先に知ったからかもしれません。また、展覧会が渋谷だったからかもしれません。気持ちの距離が遠くだったのでしょう。

写真は、嘘か本当かはどうでもいいものだと思います。写っているものが何かを示してくれるものであれば、それで構いません。上手いかどうかも気にならなくなりました。インスタ映えも気にしません。読み手次第です。また、ステレオタイプに読み解くことのないよう自分に疑いの目をもって写真を眺めたいと改めて思うようになりました。

ソール・ライターのようには写真を撮れません。それは、ソール・ライターの気持ちが掴めないからです。ですので、自分が思うままに撮るしかありませんが、最近はまともなものばかり撮っているような気がします。これがもっともいけないことなのだろうと思います。
posted by KAZZ Satoh at 15:24| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月16日

まちづくり関連本、など 1794 野口聡一×矢野顕子

宇宙に行くことは地球を知ること_R.jpg

「宇宙に行くことは地球を知ること」
野口聡一・矢野顕子著、林公子取材分、光文社新書、2020

読み終わて思うことは「宇宙に行くことは、野口聡一を知ること」なのかもしれない。ということでした。矢野顕子との対談で、もしかしたら野口聡一の新たな側面が照らされたのかもしれない、と思いました。野口さんのパーソナルな側面をほとんど知らないのですが、この本のおかげで野口さんに感銘を受けました。

野口さんも矢野さんも成し遂げた方々です。このような方々の言葉は確かです。力強いと思います。結局、日々、目の前のことに向き合い、やり遂げる。的なことを言われます。先のことを思いながら、今を大切に生きるということなのでしょうが、この方々がこなしている内容は半端ではないのでしょう。

うまく言葉にできないのですが、この対談を読んだことで、宇宙を科学的な見方や神秘的な見方、あるいはファンタジックな想いなどとは異なる感覚で眺めることができるのかもしれないと思いました。ぼんやりとした話ですが、生身の自分として宇宙に向き合う感覚のようなものでしょうか。他人事ではなく、自分事としての宇宙とでも言えるのかもしれません。曖昧模糊とした感覚に包まれていますが、なんだか少し晴れたような気がします。
posted by KAZZ Satoh at 15:03| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月05日

まちづくり関連本、など 1793 岸政彦

100分de名著「ディスタンクシオン」_R.jpg

「100分de名著 ディスタンクシオン」
岸政彦著、NHKテキスト、2020

2020年12月の「100分de名著」は、ブルデューの「ディスタンクシオン」でした。ブルデューのことを知りませんでした。高名な社会学者とのことです。若いころにこの本を読んで感銘を受けた岸さんが解説本を書かれ、番組に登場されました。岸さんのおかげで難解らしい本に少しなりとも馴染むことができました。この番組は有難いです。自分のようなものにとって。

どうもフランスの著者によるものは難しいです。日本語訳の文章も難しい。レヴィストロースの本を読みたくないのも、ル・コルビュジエの本を読みたくないのも、そのせいです。なんとブルデューは言っているそうです。理解不可能な部分が20%なければフランスでは認められない、ということを。なんだ、それ。という感じですが、冗談であることは分かりますし、コトの本質を的確に示そうと思えば思うほど、ますます難解になってしまうのだろうということも分からないではありません。でも、結局は、自分が難解な海原を泳ぎ切るだけの知識と素養が足りないので、溺れてしまいます。余計なことはここまでとします。

4回の放送とテキストを読んで、薄っすらとブルデューが構造主義の考えを引き継いでいるようだと思いました。そして、その冷徹なまなざしで「私」のなりたちを社会学の立場で解明しようとしている本が「ディスタンクシオン」なのだろうと思いました。番組の中で視界の伊集院光さんが「面白くなくするように書く」と言って、岸さんが大いに同意していました。社会学に限らず、現象を分析解明するには、その視線が必要だと自分になりに理解しています。かつて集落調査をしたときに悩んだからです。自分が持ち合わせている正否でモノを見ない。イデオロギー的な間座刺しではなく、善悪ではなく、できるだけ目の前のモノをあるがままに生け捕るにはどうしたらよいのか。と、悶々としていたことを思い出します。目の前の集落を、そのままの状生活や住空間や集落形態を記録することの大切さを実感したことがあります。自分たちの生活より貧しそうに見えたりしても、それを「可哀そう」と思うようなことは、はなはだ失礼な見方なのではないか。その集落で幸せであればそれでよいことで、我々がどうのこうの言う話ではありません。

「ディスタンクシオン」で描かれていることについては、「100分de名著」のこのテキストを読まれることをお勧めします。自分にとって、なんだか、よく分かったような気がしたからです。この気分はなかなかのものです。すぐに忘れてしまったとしても。
posted by KAZZ Satoh at 14:04| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月23日

まちづくり関連本、など 1790 ツジトモ

「GIANT KILLING 57」
ツジトモ著、綱本将也原案・取材協力、講談社、2020

https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000347610

12月23日、出ているので買います。買えば読みます。そして、喜んだり、悲しんだり、勇気もらったりします。気がつけば57巻です。素晴らしいです。いまだに1シーズンが終わりません。しかし、そろそろ終盤に差し掛かっているようです。主人公のひとりである椿選手のようにシーズン初めは無名だった選手が日本代表まで上り詰めるようになれば、この漫画の巻数くらい長い一年なのだろうと思います。ですから、自分は、この長さを苦に思いません。むしろ、できれば、次のシーズンも描いてほしいです。

漫画としてはクライマックスが近づいていますが、なんとなく落ち着きません。それは、現実の世界では、まだ試合があるからです。レイソルは1月4日にル・ヴァン・カップの決勝があります。昨晩、オルンガが最優秀選手賞を受賞しました。年末を寂しく迎えなくて済むことに感謝しています。新型コロナウィルスの影響なので複雑ではありますが、有難いことです。

ですから、椿選手も頑張ってください。たぶん、連載では、すでに何らかのかたちで頑張っているのだと思います。連載は読まないので、この巻の続きは三カ月後くらいでしょうか。よろしくお願いします。その頃は、新しいシーズンが始まっていますね。ボランティア活動はどうなるのでしょうか。それよりも、自分の来年が心配です。









posted by KAZZ Satoh at 17:22| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月22日

まちづくり関連本、など 1789 村上春樹

沈黙_R.jpg

「沈黙」
村上春樹著、全国学校図書館協議会、1993

本棚に見つけました。2002年12月に第9刷とありますから、2003年あたりに浅野書店で見つけたのだと思います。たぶん、村上春樹の作品に追いつけなくなっていることを思ったのでしょう。これでも読めば、少しは村上春樹の世界に触れることができるのではないかと思ったのかもしれません。しかし、読んだのかどうかを覚えていません。そもそも、「全国学校図書館協議会」という組織があることを、いまだによく分かっていません。自分みたいな人間はそのような組織から教育的指導を喰らいそうです。

病院の待合室で読んでみました。その後、薬局の待合で。そして、戻ってきて、パソコンの立ち上がりが遅いことをいいことに摘まみ読み。。。ウインドウズ10、仕事がはかどらなくて感謝。おかげで読んでしまいました。もっとも、読み進めたくなっていましたから、パソコンのせいにはできません。

読んでみて、なんだか染み入りました。久しぶりに小説を読んだという気持ちです。人生を考え直させてくれるもののひとつなのかもしれません。これを、全国学校図書館協議会がターゲットとする中高生が読んだら、どのような感想を抱くのでしょうか。文章が上手い、とか。展開が的確、とか。小説の尺が見事、とか。そういう技術的なことは思わないでしょうね。主人公の思い出話から立ち上がってくる「生きていく思い」のようなものに感じ入るのでしょう。いや、感じ入らなければいけません。そして、独りでもそれなりに強く生きていく気持ちを育まなければなりません。全国学校図書館協議会の願いだと思います。

たぶん、この小説を読んで、ますます人間不信に陥るようなことは、望まれていないと思います。学校不信に陥るようなことも。でも、この小説に登場する学校は、相当に酷いと思います。自分としては、それが最も気になることです。


posted by KAZZ Satoh at 18:05| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月17日

まちづくり関連本、など 1787 北大路翼

https://www.shunyodo.co.jp/blog/shoseki_shoukai_3/

「廃人」
北大路翼著、春陽堂書店、2019

NHK俳句の番組に、北大路翼さんがゲストで登場しました。一発で興味を持ちました。「屍派」家元だそうです。まだ40代前半のようですが、自分よりも人生経験豊富なのだろうと思いました。こういう人が「俳人」であることが、どうも本当のところなのではないか。かつての小林一茶なども、この人に近いものがあるのではないか。などと、思いながら番組を見ていました。

この人を見ていて、俳句が江戸庶民の趣味や娯楽のひとつだったらしいことを思い出しました。流山で小林一茶を招いていたおうちを訪れたことを思い出しました。徹底的にフランクに、徹底的に正直に創ると、北大路さんのようになるのだろうか?と、思ったので買って読みました。

どれを手にしたらいいかよく分からなかったので、柏のジュンク堂に北大路さんの著作が何冊もあるものですから、「半自伝的エッセイ」と書かれているものにしました。句集よりも、本人に興味を感じている自分を分かったからです。「半自伝的」なんだろうと思いました。読み終わって。でも、なかなかに凄い人だと思います。風貌や生まれてくる俳句たちに惑わされそうですが、実は相当に言葉に向かい合っている人なのだろうと思いました。唐突に配置されたように感じられた三章「技巧一閃 俳句のテクノロジー」に恐れ入りました。テクニックの意味を明解に教えてくれます。有難い。

この人は真面目過ぎる人なんだろうと思いました。真面目過ぎる人たちは、常識の一線をどうしようもなくはみ出してしまうのだろうと思います。
posted by KAZZ Satoh at 17:42| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月14日

まちづくり関連本、など 1785 穂村弘

https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480430663/

「絶叫委員会」
穂村弘著、ちくま文庫、2013

再び読みました。やむにやまれて。整骨院の待合で読むに丁度よいと思えたからです。単行本サイズの本を読むつもりでいました。しかし、それはアキレス腱炎症を起こした身にとっては、ことのほか大きく感じられました。できるなら薄手のダウンジャケットのポケットにも入るほどの大きさと、待合で気軽に読めて、なおかつ笑えて言葉のセンスに感心し、なんだか心温まるもの、、、本だなに見つけたものがこれでした。

解説を南伸坊さんが書いています。これだけで、この本がどんな類のものか分かっていただけるのではないかと思います。穂村さんは歌人です。歌人とは短歌を詠む人です。その方がエッセイを書くのですから、言葉の見つけ方が凄いのは当たり前かもしれません。しかし、歌人すべてが穂村さんが収集した言葉たちを拾い集める訳ではありません。

ぼくは、歌人の穂村さんを凄いと思います。そして、このようなエッセイを読んで、こういう人が女性に何げなくモテているのだろう。と思いました。ですから、なるべくエッセイは読まないようにしようと思ったりします。。。。なんでだろうか。。。。
posted by KAZZ Satoh at 18:55| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月11日

まちづくり関連本、など 1783 もうひとつの研究所

IMG_7433_R.JPG

「めからかいこうせん」
もうひとつの研究所著、青幻舎、2009

以前にもあげています。facebookでもあげています。そこであげたものを再度ブログに書くわけですが、何回パラパラしても、すげええ、と思います。そして、またパラパラしてしまいます。忙しくても、いや、むしろそういうときだからこそパラパラしてしまいます。

来週、小学生に向けて「働くこと」について話をしなければならないのですが、もっともふさわしくない人間が話をしなければなりません。これを自分で買える喜びは、働いてこそ。などと云いましょうか。そして、こういうものをオトナになっても愉しめる人になってほしい。などと、余計なことも云いましょうか。
posted by KAZZ Satoh at 11:56| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月09日

まちづくり関連本、など 1782 杉本博司

CASA BRUTUS おさらい日本の名建築_R.jpg

「おさらい日本の名建築」
2020

Casa BRUTUS 特別編集です。一度は躊躇いましたが、読むこととしました。それは、杉本さんの「江之浦奇譚」をやがて読みたいと思っているからです。まずは、写真が多いものを。そして、「江之浦測候所」に至る杉本さんの考えや想いを知るには、読んでおいたほうがよいのだろうと思いました。

慌てずにゆっくろ読むことにしました。相手は杉本さんであり、日本建築です。なんとか最後までたどり着いて感じたのは、現代の数寄者を知ったという思いです。茶室を創るような方々の気分を現代に継承されているひとりなのだろうと思いました。

そのような方が江之浦というところに古代からの様々なものを据えています。杉本さんは「集まってくる」と書かれていますが、おそらく、その通りなのだろうと思います。そして、このムックを読みながら、漫画「陰陽師」にでてくる「巻物」が頭に浮かびました。陰陽師の「巻物」は、安倍晴明の秘伝や万物の理が記されているものだと理解していますが、それを立体曼荼羅的に「かたち」にしたものが江之浦測候所なのではないかと思うようになりました。

以前に、BS日テレの山田五郎による美術紹介番組で江之浦測候所を見たときは訪れてみたいと思いました。しかし、今では迂闊に訪れる訳にはいかないのだろうと思うようになりました。何も知らないほうがよかったのかもしれません。
posted by KAZZ Satoh at 11:39| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月03日

まちづくり関連本、など 1780 ルイス・キャロル×トーベ・ヤンソン×穂村弘

http://gakugei.shueisha.co.jp/kikan/978-4-08-781557-3.html

「スナーク狩り」
ルイス・キャロル 著、トーベ・ヤンソン 絵、穂村弘 訳、集英社、2014

中身のことなど知らずに、この三者の取り合わせのみに反応しました。たしか出版されたばかりのころだったと思います。読んでいないことに最近になって気がつきました。買っておきながら言うのもなんですが、取っつきにくい本に違いないと思い込んでいました。

しかし、読める時期が来るものです。そして、最初は何言ってんだかよく分からないと思っていながらも読み終えてしまうと、二回目は思いのほか早く読めるものです。今日は病院に行ったのですが、待合室で読み終え、しかも二回目も読み終えました。なんなら三回目も読んでしまおうかと思ったりしましたが、診察室に呼ばれました。

読みながら頭に浮かぶのはモンティ・パイソンでした。ルイス・キャロルの世界だからでしょうか。そして、トーベ・ヤンソンの絵が素敵に見えてきました。それはムーミンのテーマパークを訪れた後に読んでいるからかもしれません。トーベ・ヤンソンが描く「目つき」が魅力的に見えたのは、ルイス・キャロルの世界を歌人である穂村弘が訳したからなのかもしれません。自分は、フィットしたのだろうと思います。

もう三度くらいは読み返しができそうです。そして、読み返すたびに登場人物のひとりである船長ベルマンの気持ちが染み入ってくるのだろうと感じています。
posted by KAZZ Satoh at 17:44| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年12月02日

まちづくり関連本、など 1779 高階秀爾

フィレンツェ_R.jpg

「フィレンツェ」
高階秀爾著、中公新書、1966

頂いたものです。昭和47年に7版と記されています。当時は330円でした。今は700円+消費税のようです。50年以上前に書かれたものということですが、15世紀のフィレンツェのことを美術を軸に書かれています。もの知らずな自分にとって、このような本はとてもありがたいものです。15世紀、つまりは1400年代がフィレンツェが最も隆盛だったことを、ようやく分かりました。フィレンツェの街の人々の気概が新しい価値観を生み出すことになったようですが、それをさらに発展させる方向には向かなかったようです。様々な情勢の変化にも因るようですが、個人的には街の人々の気質や価値観が新たなる美術を生み出せなかったようだと知ると、こういうことはいつの時代でも、世界中どこの場所でも起こり得る現象なのだろうと思いました。

それでも、歴史的な街のひとつとして生き残ることとなりました。ピークが去ったとはいえ、街が当時の面影を色濃く残していることが次なる価値観を生み出していると改めて考えます。中世の街並みが残ることは、そこに暮らす現代の人々にとってどのようなものであるか。生活に不便さを感じる部分もあるでしょうが、スクラップ・アンド。ビルド的な感覚の都市よりも長生きするだろうと思います。

「残る」ということは、相当に大切なことだと改めて思います。ですから「残す」意識を強くもつ必要があるのだと思います。仮に、歓迎されない歴史の事実であっても。フィレンツェは花の都と呼ばれますが、そのようなイメージばかりではありません。悲惨であったり、凄惨であったりする事実も見つめないといけません。そういうことを知った上で、広場の在り方を改めて考えたいと思いました。
posted by KAZZ Satoh at 16:46| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月30日

まちづくり関連本、など 1778 ガズレレ

「みんなで歌おう! かんたんウクレレSONGBOOK by ガズ」
ガズ著、リットーミュージック、2019

https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3118217114/

「みんなで歌おう!かんたんウクレレ教室byガズ」という本をブログにあげたのは9月11日でした。あれから約2カ月半強が経ちました。なんとか100曲が掲載されている本をクリアしました。11月29日のことでした。

クリアというのは、とりあえず全部弾いてみた。ということであり、完璧に演奏できたという意味ではありません。ガズレレの本の画期的なことは、各曲の紙面にQRコードがついていることです。本を開きながらYoutubeにアクセスして、動画を見ながらなんとか弾くということができます。これはありがたいことです。

ガズレレは大概の曲でで「超かんたんヴァージョン」と「かっこいいヴァージョン」を弾いてくれますから、とりあえず簡単なほうを弾いていくことで100曲に達しました。かっこいい方はほとんどできませんが、お構いなしです。なぜなら、この本の第二弾も買ってしまっているからです。そっちも簡単なほうを弾いて、かっこいいほうに合わせてテキトーにかっこよいフリをしていくのみです。

ガズレレのおかげで、ウクレレ弾きの自分なりのコンセプトは「子どものごとく」となりました。面白いと思っているうちは、とにかくやる。うまいかどうかは全く気にしない。人前で演奏することなどありえないので、超勝手にやっていく。という塩梅です。

実は、昨日のうちに第二弾の冒頭の曲を弾いてしまいました。それは「雨上がりの夜空に」だったからです。原曲とキーが違っているのが気持ち悪いかと思いましたが、そんなことなく歌えました。どうやら、だいぶウクレレのキーに馴染んでいるようです
posted by KAZZ Satoh at 12:02| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月14日

まちづくり関連本、など 1777 日本高血圧協会

しっかりコントロール高血圧_R.jpg

「しっかりコントロール高血圧」
【監修】福岡大学名誉教授 荒川規矩男、日本高血圧協会

自己チェックをすると、塩分を多く採っているほうになるようです。しかし、思ていたよりはチェックの点数は上がりませんでした。でも、何かと要注意です。そういうことを、なるべく真面目に考えて生きなければならない年ごろになってきました。「年ごろ」という言葉は、実はどの年代にも当てはめて使えるものです。

このような冊子は薄いのがいいです。分かりやすいのがいいです。よくできると思います。
posted by KAZZ Satoh at 10:44| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月10日

まちづくり関連本、など 01775 中谷功治

ビザンツ帝国_R.jpg

「ビザンツ帝国」
中谷功治著、中公新書、2020

新聞の広告で知りました。「ローマ亡き後の地中海世界」を読み終わったので、「十字軍物語」に移ろうかと思いましたが、その前に東地中海ともいえるビザンツ帝国のことを眺めておくのがよいだろうと思いました。コンスタンチノープル側の事情を知っておくほうが、塩野七生の著作を読むうえでも理解が深まるのではないかと思いました。

などと書きましたが、実は、塩野さんや中谷さんの本を読むのは、エーゲ海のことを知りたいからです。レキシには、、、もとい、歴史にはあまり登場しない地中海世界のことを少しずつでも知りたいという気持ちが残っています。昔にミコノス島とサントリーニ島で実測調査をしていた時には実測と清書に追われたために、時間切れとなりました。そのときにギリシア正教を勉強したりしましたが、分からないことが多くて困りました。今となっては、すべてが言い訳でしかありませんが、、、
 では、「ビザンツ帝国」を読んでエーゲ海のことが分かったかというと、ほとんど分かりません。というより、ビザンツにとって海洋貿易がどうであったかは、ヴェネツィア共和国をはじめイタリアの海洋国家との関係が記されていましたので、そちらに頼っていたのでしょう。いずれにせよ、地中海を取り巻く歴史としては、エーゲ海の島々が大きく取り上げられるようなことは少なかったのだろうと思いました。

ビザンツ帝国は西洋か?と、疑問に思いました。古代ローマ帝国の末裔でしょうが、西洋ではないのだと思いました。ではアジア(東洋)なのか?と考えると、そうではないのでしょう。ビザンツは、どちらでもなかったのだろうと思いました。キリスト教(正教)ということで、西洋の歴史の流れで語られますが、やはり別の文化圏なのだろうと思いました。これは、かつてギリシアに滞在したときやテオ・アンゲロプロスの映画を観たときに感じていたことへの結論のひとつなのかもしれません。

さて、いよいよ「十字軍物語」に手を付けるときです。しかし、その前に「フィレンツェ」高階秀爾著を読もうと思います。頂いたものですが、中谷さんの本でビザンツとフィレンツェの文化的つながりが記されていましたので。
posted by KAZZ Satoh at 20:44| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年11月06日

まちづくり関連本、など 1774 国立近現代建築資料館

ミュージアム 始原からの奇跡_R.jpg

「2020年度の展示」

なるべくチェックを怠らないようにしたい施設です。ここでの展示では製図の原図が見られます。手描きの原図です。CADで図面を作成するのが当たりまえの時代ですが、それだからこそ手描きの原図を見に行くことは大事なことだと思っています。たぶん、自分は古いタイプに属するので、手描きに見とれます。

この展示が面白いのは、日本におけるミュージアム建築の歴史を設計図で検証しているところです。改めて旧神奈川県立近代美術館が国立西洋美術館より先に出来ていることに気がついたり。ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館と並べられることで、ル・コルビュジエの弟子たちの仕事を振り返ることができたり。近代建築の思想とローカルの関係性と転換のことを知ったり。と、自分にとっては見どころ満載です。

原広司の雲がもくもく、とか。山がとげとげ、とか。全部手描きです。スタッフたちは面白かったのか?大変だったのか?
posted by KAZZ Satoh at 11:01| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月22日

まちづくり関連本、など 1768 エコハウス

「一生幸せなエコハウスのつくりかた」
松尾和也、西方里見、伊礼智、三澤文子、前真之著、エクスナレッジ、2019

https://www.xknowledge.co.jp/book/9784767826349

改正建築物省エネ法が来年度から全面施行となります。どうしたものかと思っていたら、とても読みやすい一冊を見つけました。ここに紹介されている住宅たちは、どれも素敵です。そして、省エネ対策について、それぞれなりの解き方をされています。なかなかに参考になります。

この本によると、省エネ法で基準としている数値は最低限度のものであるとのことです。断熱材が分厚いのが当たり前。サッシは三重サッシや特殊ガスが封入されたガラス、ハイブリッドの枠が必需のように思えます。このようにすることで、建物内をエアコン1、2台でまかなうことが可能と紹介されています。全巻冷暖房は、かつて昭和40年代にセントラルヒーティングが流行りました。そのときの設備は大掛かりで、ボイラー室があり、各部屋に大型の空調室内機がありました。思えば、あのころは高気密高断熱への追求は関心が薄かったのかもしれません。

今は、低炭素化を目標としての住宅の在り方が中心です。生活において二酸化炭素排出量を極力抑えることを目指すことになりました。エネルギー消費の考えた方を変えていきましょう、ということだと理解していますが、生活を切り詰めろということではありません。この本に紹介されている住宅は、それぞれ快適ですし魅力的です。目指すべき参考例たちだろうと思いました。

高気密高断熱仕様の数々、エネルギーロスのない循環型の換気扇、太陽光発電の設備、エコキュートなどの給湯関係設備、外付けのブラインドなどなど省エネ対策の装置は様々です。それらの魅力や性能が外観できるのが有難いのですが、建設費に占める割合はどのくらいなのか?これまでの断熱等の仕様の住宅との建設費の差。それと、長い目で見たときのトータルコストがどうなるのか。などということは、この本では見られません。よって、自分なりに考えていくこととなります。
posted by KAZZ Satoh at 08:57| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月13日

まちづくり関連本、など 1764 いただきものたち

IMG_7248_R.JPG

「整理されるということで」

6月に頂きに上がりました。知り合いの設計者が新居に移転するにあたっての処分です。このようなものを頂きたくなるということは、自分にもなんらかの欲があるということです。それは、ちっとはマシになりたい。というものですが。

頂いてすぐに「ユルバニスム」を読みました。英語読みすれば「アーバニズム」となります。つまりは、都市デザイン論です。100年前の。これを早速読んだのは、槙文彦著の「アーバニズムのいま」を買っていたからです。先にル・コルビュジエの「ユルバニスム」を読んだと記憶しています。
posted by KAZZ Satoh at 10:03| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月12日

まちづくり関連本、など 1763 美村里江

たん・たんか・たん_R.jpg

「たん・たんか・たん」
美村里江著、青土社、2020

新聞の書評で見つけました。著者は初心者とのことですが、文章は沢山書いている方とのことです。書評もされているということなので、相当な本好きな方なのだと思いました。ですから、短歌初心者といえども本になるだけの魅力を備えているのだろうと、思いました。

大胆な企画だと思います。短歌を長年やられている方が沢山いるなかで、初心者であることが魅力となるとは。短歌とエッセイで構成されていますが、この企画が立ち上がった経緯も紹介されています。青土社の編集の方に見初められたとのことですが、それだけの下地があるからなのだと読み終えて改めて思いました。

一番驚いたのは、ご自身にとてもまじめに生きている方だと思ったことです。この本にまとまるまで短歌を700作ったとのことです。巻末にすべて掲載されていますが、採用されて大きな活字になったものと、採用されなかったものを含めて全部が小さな活字であります。このような掲載の仕方はされないものでしょうが、美村さんの熱意というか備えている姿勢というか、そのようなものを示すには「700」という数の実相を紹介するのがもっとも明解だと思いました。恐れ入ります。

相手を納得させる力を持つ。ということはこういうことなのだろうと思います。美村さんが作られた歌の良し悪しを語ることはできませんが、このような作業ができるセンスと能力が凄いことだと、それは分かります。
posted by KAZZ Satoh at 09:31| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年10月06日

まちづくり関連本、など 1762 建築士

建築士 202010_R.jpg

「平良敬一さん追悼」

建築士会の会報に平良敬一追悼の記事がありました。雑誌「住宅建築」建築の編集の方というのが、この40年くらいの認識だと思います。自分が平良さんと会うことができたのは、今から35年くらいまですが、そのときも「住宅建築」の方でした。自分にとっては、大学の恩師や勤めた設計事務所が設計した建築を掲載してくれた雑誌。ということに留まらず、「エーゲ海・キクラデスの光と影」という本をかなえてくれた恩人のような方です。

大学の恩師が平良さんに持ち掛けたことで出版されることとなりましたが、平良さんは建築写真家を紹介してくれました。このときに、平良さんは「育てる人」なのだろうと思いました。様々な人に新しい機会を提供することも、編集者の仕事なのだろうと思いました。

「エーゲ海・キクラデスの光と影」という本は、ミコノス島とサントリーニ島を実測したものです。実測したものを図面化し掲載することが主たる目的でしたが、自分の能力の足りなさを通巻することとなった一冊となりました。この本のおかげで、いまでもエーゲ海世界に関心が向きます。それで、塩野七生の本を読み続けたり、ビザンツ帝国の本を読んだりしてしまいます。平良さんに「一生勉強しなさい」と言われているような気がしながら。

最後になりましたが、改めてご冥福をお祈りいたします。もう少ししたら平良さんの著書を手に取ってみたいと思います。
posted by KAZZ Satoh at 11:13| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年09月30日

まちづくり関連本、など 1761 山下和美

「ランド11」
山下和美著、講談社、2020

https://kc.kodansha.co.jp/product?item=0000344517

最終巻となりました。どのように物語が納まるのだろうか、と気になっていました。今起きていることは、自分たちが小さな決断の積み重ねの結果であるのだなあ、と令和の時代を思いました。今の世の中についての評価は様々だと思いますが、賛成の人も反対の人も誰もの小さな判断や決断の果てなのだと思いました。嘆いても仕方がない。という話ではなく、次に何かを為す上で、これまでのことを腹に納めて進むしかありません。

新型コロナウィルスの影響で街が大きく変わるのだろうと思います。うまく切り抜ける街があれば、その逆もあるのでしょう。何が違うのか?それは、その街の人々の個々の判断と決断なのだと改めて思います。街全体をリードする力強い「人」や「言葉」が現れないとしても、街の中のあるブロックは生き残るかもしれません。あるブロックがダメだとしても、あるお店や会社は生き残るかもしれません。そういうものなのだと思います。

「ランド」に話を戻しますが、自分としては高齢であろう双子の人生について、もう少し描いてほしかったと思いました。彼らがどのように育ち、この巻で描かれている出来事に遭い、その後はどうなっていったのか。別のかたちで描かれるでしょうか。それとも、若き双子のこれからが描かれていくでしょうか。どうやら、その後に繋がる双子もいるようです。

高齢の双子の物語があれば、「国」にしなかったことについても詳しく描かれるのだろうと思います。そこにも脅威を覚えました。新型コロナウィルスの影響は「国」という在り様を揺るがせているのかもしれない。とも、思ったからです。
posted by KAZZ Satoh at 09:55| Comment(0) | 関連モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする