2017年12月07日

まちづくり関連本、など 1422

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「PRESIDENT 171218」

一番気になった記事は「お笑い四天王の話芸解剖」でした。その次は、銀座倶楽部ママ「私が忘れられない話し上手な男たち」。その次は、「著名人の、スピーチ映像を分析」でした。どうずれば、上手くなるか?という記事は、ビジネスマン必読的な臭いが強いので眺めるだけに留まりました。

話が面白い人のテクニックをまねることは大切なことでしょうが、それよりも上手い人の気分を解読するほうが大事だと思いました。そして、自分なりに租借できればいいなあと思いました。話が面白い人の根底には、人が好き。相手が好き。という気持ちがあるのではないでしょうか。
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2017年12月06日

まちづくり関連本、など 1421

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「野田支部55周年記念誌」
千葉県建築士会野田支部編、2017

支部として創立55周年の式典に呼ばれました。頂いた資料がこれですが、他の支部の方々も感心していました。これまでの経緯が丁寧に纏められているからです。他の支部の参考になると何人かの方が言っておられました。

業界団体は、どのタイミングで解散ができるのでしょうか。不遜な言い方をしていますが、しっかりやられている団体を見るにつけ、逆のことを考えます。これからは縮退の時代と言われています。そうなると「支部」というのはどうなるのでしょうか。会社であれば、支部や支店を閉鎖したり統合したりを臨機応変に行います。しかし、業界団体はそのような訳にはいかないでしょう。

そういう時代であるからこそ、55年続いてこられた重みを考えます。最後になりましたが、おめでとうございます。
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2017年12月05日

まちづくり関連本、など 1420

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「プリニウスY」
ヤマザキマリ+とり・みき著、新潮社、2017

いまだに「ローマ人の物語」を読んでいるので、「プリニウス」は有り難いです。文章だけの世界に具象の彩りがなされます。ヤマザキマリととりみきのお二人による作画なので、当時の様子を忠実に再現する努力がなされているようです。その上でのフィクションです。これがまた素晴らしいです。

いろいろと書きたいと思っていましたが、何も浮かびません。なんだか、腑に落ちているのか、納得しているのか分かりませんが、思いうかびませんので終わります。
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2017年11月30日

まちづくり関連本、など 1419

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「ローマ人の物語 40 キリストの勝利[下]」

塩野七生著、新潮文庫、2010

単行本でいうと「ラス前」の巻を読み終えました。「キリストの勝利」とありますが、言うまでもなく「キリスト教」です。いかにしてローマ帝国は、キリスト教を国教としていったのか?という話をキリスト教徒側からではなくローマ帝国側から描いています。

宗教のことを通史として描くということは、教義を紐解くのではなく政治的に捉えるということになるのだと改めて理解しました。この視点で宗教を視るということに日本人は慣れているのでしょうか?ぼくは教養が足りないので、初めてこのようなことを考えたことがないことに気がつきました。ヨーロッパのエリートたちは、キリスト教徒が大半でしょうが、宗教をどのように捉えているのでしょう。やはり政治的に捉えているのだろうと思います。歴史を学ぶということは、そういうことなのだろうと思います。大河ドラマとして、つまりは娯楽の気分で接しているのは、もったいないことだと改めて思います。

さて、司教アンプロシウスがいなかったら、キリスト教はどうなっていたでしょうか。この人こそ、キリスト教の立役者なのだろうと思うに至りました。「中興の祖」と呼ばれるにふさわしい人なのではないか。アンプロシウスが「聖人」も仕組みを整えたそうです。キリスト教は一神教ですが、「聖人」を設けることで個々の対応が可能となる仕組みなのだと理解しました。信者の側からは、些末な相談は「聖人」へ、となりますからリーズナブルです。司教たち運営側からすれば、各地方の教会で処理できることになります。
 アンプロシウスは官僚でしたが、やがて司教となりました。専門を複数持つ人が仕切ることができたのがキリスト教にとって大きな躍進に繋がったのだと理解しました。いつの時代でも必要な資質なのだろうと思います。


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2017年11月27日

まちづくり関連本、など 1418

Aローマ人の物語り 39.JPG

「ローマ人の物語 39 キリストの勝利[中]」
塩野七生著、新潮文庫、2010

[上]は「皇帝コンスタンティウス」でした。大帝コンスタンティヌスの息子の話でした。親子の違いは「ヌス」と「ウス」の違いだけでないのですが、キリスト教保護政策を継承したので半世紀あまりがキリスト教にとっては優遇された時代だったようです。

ところが[中]は「皇帝ユリアヌス」です。この人は、コンスタンティウスを反面教師として「脱キリスト」そして「復古ローマ」を目指しました。ギリシア哲学に傾倒していたユリアヌスとしては、当然のことだったのでしょう。

しかし、若すぎた。経験値が欲しかった。皇帝となってから焦りすぎたように思えます。実際はどうだったのでしょうか。塩野さんは残された資料から「せっかち」と評していましたが、頭の回転が速すぎたのだろうと思います。それで本人は焦っているというよりは、自分のペースだったのだろうと思います。しかし、それをコントロールしなければなりません。できなかったから早死にすることとなりました。塩野さんが「統治19か月ではなく19年だったら」と、ご自身の思いを書いています。こちらも同調してしまいました。

キリスト教が勢力を伸ばす黎明期にユリアヌスが上手くやっていたら、ローマ的な「寛容」は長生きしたかもしれません。それが上手くいっていれば、ヨーロッパ社会は「暗黒の中世」などと呼ばれる時代を体験しなかったかもしれません。などと、強引なことを思ったりします。しかし、仮にユリアヌスが成功したとしても「キリスト教の勝利」が成される時期が少し遅れただけにとどまったのではないでしょうか。などと、悲観的に思ってしまうほど、ここに描かれているローマ帝国は「末期」のように思えます。さて、[下]はいかがでしょうか。もはや「皇帝」ではありませんが、、、
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2017年11月17日

まちづくり関連本、など 1417

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「窓外に黒潮見下ろす銚子外川のまち」
「窓外に黒潮見下ろす銚子外川のまちづくり」を考える会編、2017

千葉県建築士会支部交流会@銚子に参加した際に頂きました。とてもよくまとめられていると思いました。そして、外川のまちへの愛着があふれているようにも思いました。建築士会銚子支部の方々がまとめられているので当然と言えば当然なのでしょうが、地図に状況が落とし込まれているのが有難いです。文章で示すよりも図で示した方が分かりやすい好例です。

ただし、銚子支部の方々にとっては調査をまとめることが成果ではありません。外川のまちづくりが進められるかどうかというところが成果となります。今のところ都市計画法やがけ条例等の法規制をどのようにクリアしているか。また、地主への働きかけなど、様々な問題が浮かび上がっているようです。

考える会の会長さんが言っていましたが、このエリアを歴史文化保存地区のような指定がなされれば解決策が見えてくるかもしれません。現実には、がけの再構築という難関が待ち受けますが、うまく保全されていく手立てが見つかることを願っています。/span>
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2017年11月12日

まちづくり関連本、など 1415

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「呑めば、都」
マイク・モラスキー著、ちくま文庫、2016

いつもお世話になっている方が貸してくれました。こういうものは飛びつきます。貸してくれた人への感謝と、本のタイトルの両方が理由です。

いやあ、面白い本でした。著者は、アメリカ人ですが早稲田大学国際教養学部教授です。全部、日本語で書かれました。文章が上手いです。驚きました。そして、研究熱心です。赤ちょうちんを探し求めながら、その街の歴史や文化を紐解き、かつての負のイメージに潜む魅力を語りながら飲み屋の魅力へ繋げていきます。

著者は、文庫版のあとがきに書いています。熱にうなされていたような書いていたらしいことを。その通りだと思いながら読んでいました。感情移入の度合いが面白かったからです。SNSが大嫌いな様子や、国立の街をクニタチと表現しているあたりに、著者が日本人以上に昭和なオジサン臭い感じが大好きです。

これを読んで紹介されている街に繰り出そうかと思わない自分に気がつきました。もう少し若かったら、溝の口だろうが立石だろうが赤羽だろうかクニタチだろうが出向いたかもしれません。しかし、それはしません。なぜなら、赤ちょうちんに著者ほどの思い入れがないことに気がついたからです。

酒を飲むは好きです。見かけない銘柄を見たら飲みたくなります。しかし、わざわざ赤ちょうちんを求めて電車に乗るまではしません。モラスキーさんは凄いです。他の本が文庫化されたら、手に取ってしまうのでしょう。良い本を紹介していただきました。感謝です。
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2017年11月06日

まちづくり関連本、など 1413

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「歎異抄 100分 de 名著」

NHKの番組テキストです。アンコール放送です。人気があるのでしょう。たしかに、番組を見ているとテキストを読みたくなりました。そして、親鸞が言われた言葉が重く響いてきます。

ということで、テキストを読みました。思った以上に速く読めたのは、関心が高まったことと内容が面白かったことです。講師の釈先生は仏教のお坊さんであり、かつ大学の先生です。ですから、テキストのなかには放送では語られなかった他の宗教との比較が述べられています。これが興味深いものでした。

どうやら、法然と親鸞の考えは、キリスト教のプロテスタントに通じるところがあるようです。プロテスタントは教会を交えずに個人が直接に神と繋がることを教えにしていますが、法然と親鸞も同じようなもののようです。念仏唱えれば浄土に行けるという理屈は短絡的に聞こえますが、ここには寺は介在しません。理屈の上では。

なるほどと思っているうちに読み終えてしまいました。親鸞は難行をせずともよいとして、易行を唱えます。しかし、法然と親鸞の教えをちゃんと理解せずに安易に念仏唱えていればいいとか、悪人こそ救われるなどの教えを振りまいていると痛い目にあうようです。ということは、親鸞の教えを正しく理解するための勉強は必要でしょうし、親鸞が辿りつたる境地にあこがれるなら、それなりの修行もしたほうがいいのかもしれません。などと思っていると、難行したくなるのでしょう。

中道を行く。ということは、死ぬまで敵わないのでしょう。そのように割り切って生きるのがよいのでしょう。
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2017年11月05日

まちづくり関連本、など 1412

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「窓辺のふくろう」
奥山恵著、コールサック社、2017

奥山さんの二冊目の歌集です。最初のものから約20年経っているようです。長く続けることが大きな成果を生むことを、この本が物語ります。内容は、夫々になりに重い。定時制高校の日常が短歌となって我々に可視化されます。そこに登場する出来事は、おそらく我々が知りえる日常の延長線上にありながら、少しずつ特化しているのかもしれません。それが、先鋭化しているような気がするからでしょうか、ボディブローのように効いてきます。

著者は、高校教師を辞めた後に児童書専門の本屋を開きます。そこに登場するのがフクロウです。店のマスコットと客は理解しますが、フクロウに潜む野生を奥山さんは歌います。フクロウを飼うという日々は、高校教師であった日々と連続しているのでしょうか。本当のところはどうだか分かりませんが、短歌を通して奥山さんのあらゆる出来事が連綿と繋がっているような気がしました。短歌を作り続けることは、哲学書を一文ずつ買い上げているようなものかもしれません。こんなこと、初めて思いました。
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2017年11月03日

まちづくり関連本、など 1410 

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「ジャズの街神戸ガイドマップ」

これは神戸でもらったものではありません。山野ビッグバンドジャズコンテストの会場でもらったものです。漫画「BLUE GIANT」とのコラボレーション企画のようです。春に訪れていたので、少し神戸の街を思いだしました。

ジャズという一言では、ジャズを語りつくせない時代になっているのだろうと思います。この言葉を発する人によって、イメージされる音が違うのではないかと思います。面白いと思いながら、少し怖いような気がしました。ジャズの話題ならまだよいのですが、同じような構造になっているものが多くあるように思います。ジャズから話がそれますが、「善い国」などという言葉に付きまとうイメージの異なり方は要注意なのだろうと思っています。
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2017年10月27日

まちづくり関連本、など 1409

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「GIANT KILLING 44」
ツジトモ著、綱本将也原案・取材協力、講談社、2017

前巻が7月だったようです。今は10月の終わりです。早いペースで発刊されているような気がします。それだけ、誰もが続きを待ち焦がれているのでしょうか。どのような状況になっているのだろうと思いました。

この巻の主人公は、表紙の通りです。思えば、椿選手が主人公のようでありながら、実はそうではないような気がします。長い物語としては椿ですが、各巻ごとに主人公がいます。各巻の主人公たちとの対峙の積み重ねで、椿選手が少しずつ成長する物語が描かれているのだろうと思ってきました。

しかしながら、少し冷静になって考えてみると、45巻にまでなっているのに、まだ1シーズンが終わっていません。巻を重ねるごとに試合の描かれ方が細かくなっているように思います。それはとても嬉しいことです。そして、日立台で展開される試合を思い浮かべます。
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2017年10月23日

まちづくり関連本、など 1408

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「『ラ』をかさねれば」
奥山恵著、雁書館、1998

近所の本屋さんの店主さんが著者です。槇文彦の新著が届いたということで受け取りに行ったときに、いただきました。最新刊を頂いたのですが、これも併せていただきました。有り難いことです。これが最初に出版された歌集とのことです。最新刊は2冊目とのことです。

短歌集は私小説なのだと思いました。著名な方が書かれたものを読んだ時よりも、この本を読んだ後の方が、強く感じます。おそらく一首ずつは、その時々を切り取っているだけなのだろうと思います。しかし、それが束ねられて本にまとめられると、著者の人生のひとときが炙り出されてくるような気がしました。

NHK短歌を見ていると、選者たちは短歌は恋の歌と言われます。それも、この本を読んでいるときに強く思いました。歌集というものは、おそらく何度も読み返すものなのだろうと思いました。一回だけで済ますものではないのだろうと感じました。その時々を切り取り31文字に無理矢理にでも整えられた歌の羅列は、インスタグラムに映える写真を撮りためている人のそれと似ているのかもしれません。もしかすると、短歌の歌集の構造はデジタル性をそなえているのかもしれません。などと、どうでもよいことを思ってしまいました。
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2017年10月11日

まちづくり関連本、など 1407

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「ランド5」
山下和美著、講談社、2017

待っていました。そして、それまでの話が分からなくなっています。「この世」と「あの世」が出てきてしまったので、ますます大変です。

この漫画は何を語ろうとしているのでしょうか?SFの体裁で。様々な寓話が頭のなかに浮かびます。文字を知るということ主人公に語らせることで、何を再発見させようとしているのか。「分かる」ということを、今後、どのように描こうとしているのか。

なんとなくですが、ぼくは著者が一生懸命に悩みながら描いているような気がしています。それが気になってしょうがないのかもしれません。物語の展開よりも。

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2017年10月04日

まちづくり関連本、など 1405

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「アクティビティを設計せよ!」
小嶋一浩編著、彰国社、2000

この本をブログで取り上げていないことに気がつきました。設計事務所に勤めていたときに一生懸命眺めていた本です。このような記憶が残るものは、自分にとって大事な本となります。読みとりが浅かった箇所もあります。理解が難しいと思ったこともあります。ですから、いつまでも心に引っかかっています。

このような本は、いつまでもテキストとして大事にされるのだろうと思いました。よい企画だと思いますし、編著の小嶋さんは編集の面でも長けた方だったと改めて感じます。

さて、自分も手を動かさなければなりません。
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2017年09月28日

まちづくり関連本、など 1404

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「読み解き『般若心経』」
伊東比呂美著、朝日新聞出版、2010

この本は、大同生命のPR誌で紹介されていて、それに応募したら当たったものです。出版が2010年となっていますが、おそらくその当時に頂いたものです。あれからずっと書棚にありました。しかも目に留まるところにありました。しかし、一度も開くことができませんでした。

このたび、ようやく本を読む気持ちになりました。父の納骨法要が終わったからかもしれません。タイトルに「般若心経」とありますが、他のお経や偈についても書かれています。読み始めて理解しましたが、これはエッセイでした。伊藤さんの家族や友人の生き死にに関わる内容が綴られていく中で、お経などがひとつづつ取り上げられ、伊藤さんなりの「誌」に置き換えられていきました。

たぶん読む気になれたのは目次に「観音経」という文字を見つけたからかもしれません。うちの墓がある霊園をまとめているのは真言宗豊山派のお寺です。うちは曹洞宗です。納骨は、霊園のお寺にお願いしました。そこで「観音経」を読みました。納骨の際は「般若心経」でした。両方の意味を知る機会が訪れたと思いました。

果たして、読むべくときに読んだのだろうと思いました。そういう年頃になったのだろうと思いました。伊藤さんの直球過ぎる書きぶりにも、ちょっとした距離感を覚えながら引きずることなく読んでいました。エッセイなので堅苦しいものではありません。お経の意味合いが柔らかく伝わってきます。しかし、伊藤家の様々なことが重くのしかかってきます。結局は、生き死にを考えるということは、重しがひとつずつ増えることなのかもしれません。
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2017年09月27日

まちづくり関連本、など 1403

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「ぼくんち(全)」
西原理恵子著、小学館、2003

古本屋でうっかり見つけてしまいました。冒頭部分を立ち読みしてしまったので、買わずにはいられなくなりました。凄い漫画だと思いました。絵はほのぼのとしているように見えますが、内容はディープです。よくも、このような世界を淡々と描けるものだと感心してしまいましたので買いました。

なんだか、とても強力な本だと思いました。どんなに偉い人が地球平和を謳っても、この一冊にはかなわないのではないかと思いました。そのような大それた内容ではないのですが、どのような文学作品も太刀打ちできない強さがあるように感じます。思い込みがすぎるでしょうか。

西原さんの半生をよく知りませんが、この漫画に描かれている内容はリアルなのだろうと思いました。誇張や無理矢理な創作なないのだろうと思いました。だから、強いし、怖い。
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2017年09月19日

まちづくり関連本、など 1401

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「生物と無生物のあいだ」
福岡伸一著、講談社現代新書、2007

2017年3月に47刷です。凄い数字だと思います。10年間での数字です。読み終わって、納得しました。これは、良書だと思います。10年間読み継がれるものを「良書」というらしいです。100年読み継がれるものが「名書」というらしいですが、100年読み継がれるものではないかと思いました。

福岡さんの実体験と思考を束ねたエッセイですが、ご自身の研究者としての成長と研究内容の解明が二重螺旋に組み合わさって綴られます。見事な文章だと思いました。時間に余裕があれば再読したいと、読み終わった途端に思いました。

研究者の道に進むことを考えている若者たちが必読すべきものかもしれません。研究者という仕事は、分野が異なれども共通する部分があろうかと思います。研究室は「工房」です。徒弟関係の社会です。その窮屈かもしれない環境のなかで泳ぎ切らないといけません。仮に、ボスが嫌なヤツでも一生懸命頑張らないと浮かばれません。

本編がよいのですが、エピローグがさらによいです。松戸で小学生のころを過ごしたそうですが、1960年代から70年代のころの千葉県北西部の風景が見事に描かれているように思いました。それは、自分が同じような時期に柏で育っているからです。
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2017年09月11日

まちづくり関連本、など 1399

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「日経アーキテクチュア 170824」

日経アーキテクチュアを取り上げるのは、藤森照信さんの特集だからです。小田和正と同級であるというのも武器にして表向きは飄々と生きているように思えるのですが、特集での対談で藤森さんのスタンスが見えてくると、建築史の研究者の立場で設計に挑む姿勢に感嘆します。

路上観察学など行動も建築学会的には奇異に映るでしょう。そのようなしがらみに関係ない人々にとっては、とても面白い活動に見えたでしょう。その振れ幅が特異です。なかなかアカデミックな立場でお遊びと映るようなことを堂々とはできませんそちらで評判になれば、かえって研究稼業に影が差します。

しかし、これからは藤森さんの視座がもっともっと重要になるのだろうと思います。分野や階層を超えてしなやかに行き来する心もちが大切です。そうなると、よい学校に行くためだけの勉強をしていては上手くいかなかうなります。別な「育ち」を自分で用意しなければなりません。
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2017年09月08日

まちづくり関連本、など 1397

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「スティーブ・ジョブズ 6巻」
ヤマザキマリ著、ウォルター・アイザックソン原作、講談社、2017

これで完結です。ひとつ気にかけていたものが片付きました。読了後に真っ先に思ったことです。漫画になるまでは、それほど興味はありませんでした。マックのほうがウィンドウズより優れているのだろうと思っていますが、自分の仕事の関係上、ウィンドウズを使っています。ですから、ジョブズの物語を読んでもなあ、と思っていました。しかし、気がついたのは、それ以上にビル・ゲイツの物語に興味を覚えません。

ヤマザキマリが描いたから読むのですが、それはヤマザキマリが偏屈な人を偏愛しているからです。どれだけ変な人なのか確かめてみようと思いました。

おそらく、ものすごく版な人なのでしょう。そうでないと、これまでの製品は生まれていません。ノーベル賞などが授与されていもおかしくない人なのではないかと思います。20世紀末以降の世界を全く変えてしまった一人です。一緒に仕事はしたくありませんが、リスペクトに値する人なのだろうと思います。

たぶん、行き詰ったときに読み返すのだろうと思います。


付けたし。
この本にはバーコード表示がありません。くるまれていたビニールに付いているシールにコードがありました。このこだわりに驚きました。
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2017年09月07日

まちづくり関連本、など 1395

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「よくわかる!家相と間取り」
佐藤秀海著、X-Knowiedge、2016

知り合いの建設会社の社長から頂きました。家相を勉強してほしいということで。読んでみましたら、編集がうまのでしょう。とても分かりやすく書かれていることに気がつきました。家相の知識に乏しいと分からないことが幾つも出てきます。また、読み進めると前のページの内容が不明瞭になります。しかし、この本は読み返しも容易なので、助かります。

佐藤先生が説かれる家相の考え方は、これまで知りえなかったことが書かれています。鬼門などの方位だけでなく、住む人々の干支が示す方位や九星の方位などを重ね合わせて、その家族にとって最もうまくいく解を見つけようとします。
 これは、とても興味深いもので、同時に腑に落ちるものがありました。家族の誰かにとって良い間取りでも、別の人には上手くいかないものかもしれない。ということを知っておいた方がよいと思いました。

この本を頂けたことに感謝しています。
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